俺様生徒会長に鳴かされて。

わたしは真っ赤になりながら、彪斗くんから目をそらした。



「あ、彪斗くん、

歩いてる人、みんなこっち見てるよ…」


「っそ」



わたしの返答がつまらなかったのか、

そっけなさそうに言うと、彪斗くんはまた手を握って歩き始めた。





今度は、指と指を絡ませる繋ぎ方で。





普通のつなぎ方より、ぎゅっと力強く感じる…。

えっと…この繋ぎ方なんて言うんだっけ…。





『恋人つなぎ』…だよね…。





なんてドキドキしながら歩いていたら、開けた広場にログハウス風の建物が集まっているのが見えた。



お土産屋さんみたいだ。



窓からのぞくガラス工芸や小物が見えて、興味がそそられる。



「ね、ちょっとあそこのぞいてみようよ」



ドキドキしっぱなしの雰囲気を変えたいのもあってわたしが提案すると、

彪斗くんは快く了承してくれた。



どうやらこの近くにガラス工芸や小物を創るアーティストさんがいるようで、商品として作品が売られていた。



湖の近くにあったお店でも同じような物が売っていたけど、こういうのって楽しいからついつい見てしまう。



硝子でできたアクセサリーに惹かれて、手に取ってみた。



「え、それがいいの?」


「ん…うん」


「おまえはこっちの方が似合うよ」


「そっかなぁ…?」


「おまえはセンスないんだよ」


「えー…綺麗だと思うんだけど」


「だめだ。

俺がいいって言うんだから、こっちだよ」



もう、ホント俺様なんだからっ。

ぷぅと頬をふくらます。