「なんだよ」
「う、ううん…!
な、なんか、彪斗くんのメガネ姿、いつも見ないから新鮮だな、って思って…」
「ふぅん」
メガネの奥で、彪斗くんの目が細まった。
「かっこい?」
じ、自分で言うかな…。
でもその通りだから、
こくり
って素直にうなづく。
「だってみんな見てるんだもん。
女の人がさっきからずっと」
って言い終わるや否や、
急に彪斗くんが手を引き寄せて、わたしのあごを、くいっと上に持ち上げた。
「もしかして、妬いてんの?」
「…え」
「じゃ、また今度学校でかけよっかな。
おまえを妬かせるために」
わわ…!
自信に溢れた綺麗な顔を間近に見て、ドキドキ胸が高鳴る。
彪斗くんって…いっつも色っぽいくらい綺麗で…
それってきっと、目の下のホクロのせいだなって思ってたけど…
気づかなかった…。
まつ毛、長いんだな…。
これが宝石みたいにつやつやした黒目を引き立たせていて、
プライドが高そうに見せてるんだな…。



