【完】猫かぶり少女と腹黒王子





「この後さ、二人で別の部屋行こーぜ?」



正面に座っていたサキくんは、いつの間にか隣の席になっていて



「いいよ」


もう少しで肩と肩が当たりそうなくらい近かった




「俺が先に出るから、少ししたら椎名ちゃんが出てきて」



じゃ!と行ってサキくんは出て行った




一応このことを遥香には伝えておこうと思い
遥香に耳打ちして言った


「どうせあんたなら、ズバッと振っちゃうんだろうけど…」
と最後に付け足されたけど…笑




遥香に伝えたことだし、私もそろそろでよっか



私は部屋を出た


真っ直ぐ歩くとサキくんが違う部屋から顔を出して手を振っていてくれた




「お待たせ」



「ううん」



私は部屋に入りサキくんと二人きりに



「何か頼もうか」




「うん、サキくんに回せるよ」







私がそう言うとサキくんは早速何かを注文してくれて


少ししたら、スタッフさんがやってきて



ジュースを置いていってくれた





「はい、椎名ちゃん」



「ありがと」






手渡されたジュースを一口



美味しい






「これ、美味しいね!」




「だろ?俺のオススメなんだ」





キラキラした笑顔



大和とは大違い







あれ?





なんで大和が出てくるんだろ?