背中で語る言葉














「ん?それは俺にも言ったのかな〜?」










「イタタタっ!イタイっす、和先輩!!」










コウは若干黒い笑みの和先輩に首をガッチリホールドされて練習に戻っていく。










その姿に結太君が大笑いし、2年はつられて笑い、3年は呆れ顔、1年は呆然としてる。









コウは結太君と追いかけっこを始めてしまう始末。









これはもう日常。









私達の野球部は1軍から3軍まであり、練習場所から違う。








基本1年は3軍で練習が一緒になることはほとんど無かったから素のコウ達を見るのは初めてなんだろう。








練習終わりとか試合の時とか学校の時はみんなフツーにカッコイイもんね。









君達が雑誌やテレビで憧れる聖学の大河原 輝希達はこんな人間です。










基本バカしかやってないから。









所詮、現実なんてこんなもんだよ。