星月夜


水野さんは不思議そうな顔をしながらも快く引き受けてくれた


私の視線はコーヒーを運ぶ水野さんの背中を追っていた



彼のテーブルまで運ぶと‥‥
チラッと彼が私の方を向いた



私は慌てて彼から視線を逸らし仕事をしている振りをした



「ねぇねぇ!片岡ちゃん!」


戻って来た水野さんが私の肩をバシバシ叩く



「あのテーブルの人!めちゃめちゃイケメンじゃん♪」


そい言って水野さんは興奮気味に話す


「歳は~25、6ってとこ?こんな暑い中でもスーツ姿が涼しげ!正に仕事が出来る男だわ」



水野さんは興奮し過ぎて最後の方もう何を言ってるのかさえ分からない‥‥


そもそもスーツが似合うからと言って仕事が出来るとは限らないのでは‥‥