「‥‥ハァ‥‥ハァ‥‥」



さっきまで真っ暗闇の中に居た筈の私が


今は何故か明るい部屋の大きなベッドの上にいた




――――また‥夢?




乱れる息を整えていると



「七瀬っ!?」



バンッと勢いよく開いた扉の向こうに、


腰にタオルを巻いた状態の滝沢先輩が立っていた





「た、た、滝沢先輩っ!何でそんな格好してるんですかっ///服着て下さいよ!」




私は掛かっていた布団を引き上げ滝沢先輩から視線を逸らす



「あ、あぁ‥何ともないならいいんだ」



滝沢先輩は肩の力が抜けた様に呟くと部屋のドアを閉め出ていった




はぁー、びっくりした‥‥


けど、何で滝沢先輩がここに?!

ってゆうか、ここ何処?!



広い部屋には備え付けのクローゼットがありベッドの側には小さなサイドテーブル



‥‥もしかして滝沢先輩の家?



「‥‥何で‥‥?」