次の日ー
洸は病室のベットの中で
昨日の事を思い出していた
実の紗智に対する気持ち
洸に対して遠慮しないと言った実
真剣に話す実の姿が頭から離れない
そして素直で真っ直ぐな気持ちを
話せる実が正直、羨ましい洸ー・・・
実と違って洸は
紗智と愛菜の間で悩んでいた
紗智が気になるが
元カノ愛菜が忘れられない自分が嫌だった
「くそー・・・。」
洸は、そう呟いて
頭をくしゃくしゃにしてるとー・・・
コンコン!
病室のドアをノックする音がした
「はい。」
洸は一瞬ドキッとしたが
すぐに冷静になり返事をした
「洸君。おはよう。」
病室に入って来たのは看護婦だった
「おはようございます。」
洸が挨拶すると
「前に話した洸君と同室になる
患者さんが来たんだけど大丈夫?」
看護婦が言うと
「今日でしたっけ?
良いですけど・・・どんな方ですか?」
洸が聞くと
「男の子。小学生の。」
看護婦が答えた
「小学生の男の子?」
洸が言った
「うん。じゃあー連れてくるから
仲良くしてあげてね。」
看護婦が、そう言うと病室を出た
「はい・・・。」
洸は返事をした
数日前、看護婦から
他の患者と同室になる事を知った洸
洸の病室では洸、一人だけだった
そして今回、初めて他の患者と
同室になる事になり洸は少し緊張していた
その相手が小学生の男の子と知り
少し戸惑う洸ー・・・
コンコン!
ドアをノックする音がした
「はい!」
洸は少し緊張した声で返事した
するとドアが開いた
「洸君。こちらが今日から
同室になる患者さんだよ。」
看護婦が言うと
看護婦の後ろから男の子が顔を出した
「え・・・?」
洸は男の子を見ると驚いた表情に・・・
なんと、その男の子は
花火大会で迷子になっていた男の子だった
「・・・・・。」
洸が驚いた表情で黙っていると
「洸君。田中 優太君。仲良くしてあげてね。」
看護婦が言うと
「!・・・あっ、相馬 洸です。よろしく・・・。」
洸は慌てて挨拶をした
すると看護婦が荷物をベットに置くと
「じゃあー私は優太君のお母さんと、
お話があるから優太君はおとなしく待っててね?」
看護婦は男の子に言った
「うん!分かった!」
男の子は笑顔で言った
「よし!良い子だね。じゃあー洸君お願いね。」
「はい・・・。」
看護婦は、そう言うと病室を出た
男の子の母親も洸にお辞儀して病室を出た
洸もお辞儀をして男の子を見た
男の子はパジャマに着替え始める
「・・・俺の事、覚えてる・・・?」
「うん。花火大会の時のお兄ちゃん。」
「覚えてたのか?」
「うん。だって僕、お兄ちゃんに
助けてもらったから!あの時は、ありがとう!」
男の子は洸に、お礼を言った
「お礼なんて別にいいよ。」
「お兄ちゃん。足、大丈夫?」
男の子は包帯が巻かれてる
洸の右足を見ながら言った
「あーこれ?大丈夫。ただの骨折だから。」
「そうなんだー・・・。治るといいね。」
「おう。ありがとな。」
「・・・・・。」
沈黙になると洸は本を読み始めたー・・・
すると男の子が
「お兄ちゃん。僕ね相談したい事があるんだ。」
洸に話しかけたー
「相談?」
洸は男の子に聞いた
男の子は頷いた・・・
