話が盛り上がって一時間。
実と葉月はドリンクを取りに行き
紗智と洸は二人になったー。
「……………。」
紗智は洸と二人になり緊張で
どうしていいか分からずジュースを飲んだ
その姿に何か察したのか
洸がテーブルを指でトントンしたー。
それに気付いた紗智が見ると
目の前にニコッと笑う洸が紗智を見ていた
その真っ直ぐな瞳に紗智はドキッとしたー
「やっと目が合ったね。」
「えっ……。」
「だって紗智、一度も、ちゃんと俺の事、
見ないからさ。嫌われたかと思った。」
「そんな事ないよ!ただ緊張しちゃって……。」
「それって嫌われてないって事だよね?」
「…嫌うわけないじゃん!!」
紗智は思わず大きな声で言ったー。
周りの客も驚いた表情で紗智を見ていた
ドリンク取りに行ってた実と葉月も
驚いた表情で紗智を見ていた
「あっ…!」
紗智は恥ずかしくなり顔が真っ赤になった
「あははっ!」
そんな紗智の反応に洸は爆笑した
「なっ…何で笑うの?」
紗智は恥ずかしそうに聞くと
「いやっ、ごめん!
なら良かったー。安心した。嬉しい!ありがとう。」
「!」
洸の笑顔がキラキラしてて
紗智は、どうしていいか分からなかったー。
「てか、さっき…よく考えたよね。」
「えっ…何が?」
「これ。」
洸が紙ナプキンを指差した
「これは、たまたま…。
それに洸も、すぐ分かったよね?」
「俺も、たまたまー。」
洸は照れくさそうに言った
紗智はクスッと笑ったー
「凄いよね。みんなの名前にクローバーが
関係してるなんて。」
「実と葉月は分かりやすいけど
私と洸は、ちょっと無理矢理だったかな?」
「そんな事ないよ。紗智と洸の漢字を変えたら
幸せって言う漢字になるなんて何か凄いよね。
気付きもしなかったし。」
「でも私ね、自分の名前って
あんま好きじゃないんだよね」
「何で?」
「漢字の書き数、多いし
もっと可愛い名前が良かったなぁーって。」
紗智は昔から
自分の名前があんまり好きではなかった
紗智と言う名前も漢字も
あんまり聞かないし見た事なかったからー。
「そうかなぁ?紗智って可愛い名前じゃない?」
洸は何が嫌なのか分からない表情で言った
「か、可愛い…?」
「うん。それに良い名前じゃん。見てて。」
洸は紙ナプキンに何かを書き始めた
「相沢 紗智を違う漢字で書くと…ほら。」
洸は紙ナプキンを紗智に渡したー
「これって。」
”愛澤 幸“
「漢字のバランスとか良くないかもしれないけど
愛と幸せが二つもあるよ。」
「ほんとだ。澤の中に幸が入ってる。」
紗智は嬉しそうに言ったー。
そんな姿に洸は更に、こう言ったー。
「ねぇ、紗智。また会える?」
「…………。えっ?」
驚く紗智に洸はフッと笑ったー
「…あのっ、それって……。」
紗智が何かを言いかけた後に
「お待たせっ!!!!!」
ドリンクを取りに行ってた実と葉月が戻ってきた
「!」
紗智は二人の声にドキッとした
「二人とも遅かったね。」
洸が言うと
「わりぃ、わりぃ。どれにしようか迷ってさー」
「そう、そう!」
何か様子がおかしい二人は
紗智と洸の良い感じの雰囲気に
なかなか戻れずにいたー。
笑って誤魔化す実、葉月。
それが、おかしいのか笑う洸。
三人の様子がよく分からない紗智。
四人は、この後もいろんな話で盛り上がったー。
