clover*



「お前ら、あいつに会ってたんだな。」

洸は三人に言った

「・・・勝手な事して悪かった。
でも俺ら洸の事ほっとけなかったんだ。
あいつに洸の過去や事故の事聞いて。」


「あいつー余計な事を・・・。」

洸は呆れた様子で言った

「あいつは、お前の為に
俺らに話してくれたんだよっ・・・!
俺らは洸が、この半年間どんな思いで
過ごしてきたんだろうって考えたら
・・・お前の力になりたいって
お前を支えたいって思ったんだよ。」


「実・・・。」

「私も。実が半年前に私達と
連絡取らなくなったのは私達の為でしょ?
私達に心配かけたくなかったからでしょ?
でもそれは間違ってるよ。
逆に私達はこの半年間、辛かった。
洸は優しいけど、ほんと不器用だよねー!」


「葉月・・・。」


「洸。私達、洸の事が本当に大切なの。
洸が辛ければ私達も辛いの。
洸が笑顔になれば私達も笑顔になれるの。
私達にとって洸は大切な友達だから。
だからもう一人で抱え込まないで!」


「・・・紗智・・・。」


「もう二度と半年前みたいな事すんなよ!
もう二度と、あんな思いしたくねーんだよ。
俺も紗智も葉月も。
お前にもしてほしくねーんだよ・・・。」


「・・・っ!」

洸は三人の言葉に今までの感情が溢れ出したのか
涙が溢れたー


きっと、ずっと泣くのを
我慢してたんじゃないだろうか?


地裁子供みたいに泣き始めた洸・・・


そんな洸の姿を三人は初めて見た


本当の洸を知れた気がした


「辛い時や苦しい時は俺らに頼れ。
もう、お前を一人にしないから。
俺らはお前の友達だからな!
俺は・・・親友だと思ってるから。」


実が少し涙目になりながら言った


「ああ・・・ありがと・・・。」


洸は泣きながら言ったー・・・


紗智と葉月の目からも涙が溢れたー


この半年間

ずっと会いたくて 話したくて

伝えたくて でも伝えられなくて・・・


伝えたかった思いが一気に溢れて


伝えられた安心感からか
四人は泣き続けた


そして、いつの間にか
面会時間も残りわずかになっていた



「みんな。本当にありがとう。
今日は俺にとって忘れられない日になった。
半年前の事、本当にごめん。
俺みんなに心配かけたくなくてさ。
悩んだ結果あんな事しちゃって。
でも余計に心配かけて傷つけて・・・。」


洸が、ゆっくり話し始めた


「もう一人で抱え込むなよ。
これからは俺らが、お前の側に居る。
だからもう謝んなよ!」

実はそう言うと
洸の肩を少し強く叩いた


「いてー!・・・うん、分かった。」

洸は肩を擦り笑いながら言った


「そうだよー私も紗智も居るからね!」

葉月も洸の肩を叩きながら言う

「うん。ありがとう、葉月。」

洸は葉月にお礼を言う


そして・・・洸は紗智を見た

「紗智も・・・ありがとう。」

洸は紗智にもお礼を言った

「うん・・・。」

紗智はただ頷く事しか出来なかった


「じゃあー俺ら、そろそろ帰るわ。」


実はそう言いながらドアに向かう


「おう。今日は・・・ほんとに、ありがとな。」

「洸!バイバイ!また来るねー!」

葉月が手を振りながらドアに向かった

「うん。気を付けて!」

「洸。またね。」

紗智も軽く手を振った

「うん、じゃあね。紗智も気を付けて。」


洸は笑顔で言った


「・・・うん!」

紗智も笑顔で洸に返事した


洸は笑顔で三人を見送ったー・・・