clover*



「あれって・・・!」


愛菜が見た光景はー

洸の周りのは

洸の親友、実、紗智、葉月の姿があった・・・


「洸。ごめん。俺のせいで事故にあって。
俺、洸に会わせる顔がなくてビビって
見舞いにも来れなかった。
けど昨日、四宮達と話して分かったんだ。
俺は、やっぱ洸の親友で居たいって。
だから謝りたかったんだ。ずっと。
本当にごめん!」

そう言うと男の子は洸に謝り
深々と頭を下げた


すると洸はー

「もう、良いって。良いから頭、上げろよ。
それに事故はお前のせいじゃないから。
お前もずっと辛かったんだよな?
お前の気持ちも知らないで
勝手に恨んだり憎んだりした。
俺の方こそ、ごめん。
二度と顔を見たくないとか言って悪かった。」


そう言って男の子の肩を優しく叩いた


「洸・・・。」

男の子は顔を上げた


洸は男の子の顔を見てフッと笑いながら

「しかし、お前・・・変わったな。
おとなしいお前が、あいつらに
あんな事を言うなんて。驚いたよ。」


男子部員達に
男の子が言った発言を思い出す洸

「自分でもビックリしたよ。
でも何かスッキリした。言えて良かった。
洸や四宮の事、悪く言われるの嫌だったしさ。
・・・洸と再会出来て良かった。」

男の子が言う

「おう・・・。
俺も再会出来て嬉しかった。
今日は来てくれて、ありがとな。」


「うん。・・・じゃあ俺そろそろ帰るよ。」

男の子が言うと


「分かった。試合、頑張れよ!」

洸が言う

「おう!頑張る。ありがとう。」


男の子が、そう言うとドアを開けようとした瞬間ー


「・・・・・なぁ!」

洸が男の子を呼び止めたー・・・


男の子は洸の声に振り向いた


「・・・また、いつでも来いよ。待ってるから。」


洸は少し照れくさそうに言った


男の子はニコッと笑って

「おう!また来る。・・・じゃあな!」


「じゃあな・・・!」


男の子は実、紗智、葉月に軽く頭を下げて
病室を出て行ったー・・・


病室から出た男の子の表情は明るくて
何だかスッキリした様子で

しっかり前を向いて歩いて行った・・・


そんな男の姿を陰で隠れていた愛菜が見ていたー


愛菜は病室での会話も聞いていたー


「・・・・・。」

愛菜の表情は何とも言えない
複雑な顔をした表情だった