「・・・・・。」
洸は驚いた顔で男の子を見た
「はっ?何だよ、お前。」
男子が男の子に近づき言った
「・・・これ以上、洸や愛菜。
洸の友達を侮辱したら許さない。」
男の子が言った
「お前、洸の事に
嫉妬してたんじゃねーのかよ?
中学の時からバスケの実力も負けて
好きな女、取られて悔しかったんじゃねーの?
そんな、お前が俺に口出ししてんじゃねーよ!」
「確かに俺は洸に嫉妬してた。
バスケも恋愛も洸にかなわなくて悔しかった。
でも、それ以上に洸に憧れてた。
洸は人気なのに俺みたいな地味な奴と
親友で居てくれて本当に良い奴なんだ。」
「けど洸が事故にあって俺のせいで
洸が怪我をして入院する事になって
洸が学校も部活にも出られなくなって
俺は怖かったし寂しかったし不安だった。
俺のせいで・・・俺をかばったせいで
洸は大好きなバスケが出来なくなったから。」
「洸が隣に居なくなって毎日、辛かった。
事故に対する罪悪感で見舞いにも行けなくて
洸に拒絶されたらどうしようと思って怖くて。」
「でも昨日、四宮達と話して分かったんだ。
俺は洸と話したい。謝りたいって。
俺にとって洸は大切な存在だから。
友達だし親友だから!」
「・・・・・お前。」
洸は男の子の言葉に少し涙ぐんだー
「だからお前らも洸に謝れよ。
愛菜や洸の友達にも謝れ!」
男の子がそう叫ぶと・・・
「バカじゃねーの?お前。
お前・・・何、熱くなってんだよ?
誰が謝るかよ。するかよ。
これ以上こんなとこ居たら吐き気するわ。
・・・帰ろーぜ。帰って練習するぞ。
試合まで時間ねーからよ。行くぞ!」
男子が言うと他の男子部員が
病室を出ようとすると・・・
「待てよ。」
男の子が呼び止めたー
「何だよ?まだ何かあんのかよ?」
「・・・試合、お前ら全員、出れないよ?」
「?!」
「は?・・・お前、何言ってんの?
俺らが全員、試合に出れねーって
どーいう事だよ?!説明しろよ!!」
「・・・お前ら今まで部活さぼって
カラオケ行ったり遊んでたよな?
それが顧問の先生にバレたんだよ。」
「!・・・てめぇーまさかチクったのかよ?!
ふざけんなよっ!!」
「俺もだけど・・・俺だけじゃない。
お前らがこき使ってた後輩みんなが言ったんだ。
洸を慕ってた後輩がな。
先生は俺らの話を信じてくれた。
そしたら夏の俺ら最後の大会で
お前ら全員レギュラーから外すって言ってた。
その代わり後輩が選ばれたから。」
「!」
「だから練習したって無駄だから。
お前らは最後の大会に出られないし出る資格ないから。
お前らの代わりは他にもたくさんいる。
いやっ・・・お前らの代わりとか後輩に失礼だよな。
お前らはバスケ部に必要ないから。」
「てめぇ!」
「悔しかったら学校に行って先生に聞いたら?
今日、正式に発表されたから。
あと、もう部活やめたら?どうせ引退になるし
その方が好き勝手に遊べるだろ?
それと二度と洸や愛菜、洸の友達を傷付けたら
俺が許さないし二度と、ここには来ないで。」
男の子が男子部員に言った
「・・・くそっ!
ふざけやがって・・・。お前ら行くぞ。」
そう男子が言うと男子部員達は
病室を出て行ったー・・・
すると廊下では愛菜とすれ違ったー
男子部員達は愛菜に気付かず
学校へと急いだー
「・・・あれって洸の?」
愛菜が言うと洸の病室のドアが
少し開いていて覗いてみると・・・
