「紗智、葉月。行くぞ。」
実が紗智と葉月に話しかけた
「待って!実!」
「・・・・・。」
紗智と葉月は先に歩く実の後を追いかける
三人は病院に行く事にした
洸に会う為にー
「洸に拒否られたら、どうするの?」
葉月が言う
「そんなの無視だよ。
俺はもう洸と向き合うって決めたんだよ。
また半年前みたいな気持には
なりたくねーんだよ。」
実が少し早歩きしながら言う
「実。」
「だって、そうだろ?
嫌な再会の仕方したけど再会できたんだぜ?
半年も会えなかったのに。
今、何とかしねーと後悔するに決まってる。
もしかしたら洸との関係
これっきりになってしまうかもしれないし。
俺は二度と後悔とかしたくねーんだよ。」
「二度と?それって・・・
実、何か後悔してる事とかあるの?」
紗智が不思議そうな顔をして聞いた
「・・・・・。」
何かを察する葉月
「?!・・・うるせー!
いいから急ぐぞ!面会時間がなくなる。」
実が焦って誤魔化して言うと・・・
♪~
実の携帯が鳴った
「!・・・誰だよ。・・・もしもし?」
実が携帯に出ると
「!・・・どうした?!」
実の表情が一瞬にして怖い表情へと変わった
実が真剣な顔をしている隣で
紗智と葉月は不思議そうな顔をした
「分かった。俺らも今から向かうから。じゃあな!」
そう言うと実は電話を切った
「実?どうしたの?」
葉月が聞くと・・・
「今、あいつからの電話だったんだけど・・・」
「あいつ?昨日、会った実の友達?」
紗智が聞く
実の電話相手は
実の友達で洸の親友でもある
昨日、話した男の子からの電話だった
「それで?!何の用だったの?!」
葉月が興味津々な顔して聞いた
「昨日、見たバスケ部員の奴らが病院に
向かってるらしい。」
「え?何で?!」
「洸に会いに行くとか言ってたらしいぜ。」
「洸に?・・・何で。」
「さあ?俺も意味分かんねーよ。
今まで散々、見舞いにも来なかったくせに
今更、洸に何の用だか知らねーけどよ。
けど嫌な予感しかしねーんだよ!」
「嫌な予感?」
「ああ。お前らも聞いただろ?
あいつら洸の事、嫌ってて嫉妬してた奴らだぜ?
そんな奴が嫌いな奴の見舞いになんか行くか?普通。」
「確かに・・・私、あいつら嫌い。
聞いててムカつくし洸に会ってほしくない。」
葉月が言う
「だろ?俺も、あいつらに洸に会う資格なんてねーよ。
だから急いで病院に行くぞ!
あいつも病院に向かってるらしいから。」
「実の友達も?」
「ああ。まぁー今は俺のダチと言うよりは
洸の親友として向かってるみたいだからよ。」
「実・・・。」
「俺らも急ぐぞ!」
「うん!」
三人は急いで病院に向かった
洸の病室に
三人は走った
洸を傷つけた人を洸に会わせるわけにはいかない
もう二度と洸を傷つけないでほしいから
そして二度と洸に傷ついてほしくないから
そんな思いで三人は病院に向かった
