しばらく話してると実が
「あっ!四人でLINEグループ作ろうぜ!」
「良いじゃん♪作ろー!」
葉月がノリノリで携帯を取り出したー
洸と紗智も携帯を出した
「紗智。ID教えて?」
「うん!」
紗智、洸、葉月の三人はIDを教えあった
「なぁ、グループ名どうする?」
「うーん…。」
実と紗智が悩んでいると
「あっ!洸のプロフィール画像、かわいいー!」
葉月が言った
紗智が見てみると
「これって…四ツ葉のクローバー?」
四ツ葉のクローバーの画像だった
「クローバー好きなの?」
葉月が聞くと洸は恥ずかしそうに、こう答えた
「うん。ちょっと恥ずかしいんだけど…。
花だと四ツ葉のクローバーが好きなんだよね。」
「えっ!クローバーって花なの?俺、草だと思った。」
実は驚いた表情で言った
「クローバーって縁起の良い花なんだよね?」
葉月は実の言葉を無視するように洸に話しかけた
「そう。四ツ葉のクローバーって
幸福や幸運をもたらしてくれる花なんだよ。」
「あ…。」
紗智は小さい頃に、
お母さんに教えてもらった事を思い出したー。
「どうしたの?紗智?」
洸が聞いてきた
「私、小さい頃に、お母さんにクローバーの話を聞いたんだ。」
「本当?俺も母さんから聞いたんだ。
母さんがクローバー好きだったんだよね。」
洸は嬉しそうに、そう話した
無邪気に笑う洸が可愛く見える紗智ー。
「あっ、そうだ!葉月、これに名前、書いて!」
紗智は葉月に紙ナプキンとペンを渡した
「?……分かった!」
葉月は名前を書き始めた
「ついでに実も。」
「俺は、ついでかよ!」
「ごめん笑。いいから!」
「たくっ…しょーがねぇーな。」
実も、ぶつぶつ言いながら名前を書いた
“四宮 実” “椎名 葉月”
「……………。」
紗智は、その紙ナプキンを見て何かを考えてた
三人は不思議そうに紗智を見る
するとー
「LINEのグループ名…クローバーってどう?」
紗智が言ったー。
「えっ!」
三人は声を揃えて驚いた
「クローバーって、さっき言ってた
四ツ葉のクローバー?」
「名前、書かせといて何、言い出すと思ったら…。」
紗智の提案に困惑する葉月と実
「……………。」
洸も驚きを隠せない表情ー。
「ちゃんと意味はあるよ。これ見て!」
紗智は四人の名前が書いてある紙ナプキンを
三人に見せた
“相沢 紗智” “相馬 洸”
“椎名 葉月” “四宮 実”
「これのどこに意味が?」
「全然、意味わかんねぇーよ。」
葉月と実は意味が分からず悩んでる様子
「……………。あっ!」
洸は何かが分かったみたいだー。
「みんなの名前の漢字の中にクローバーに
共通する漢字があるの。」
紗智はペンを取り説明し始めた
「まず実の名字の四宮の四は四ツ葉の四。
葉月の葉は四ツ葉の葉。」
「あっ!ほんとだ!」
葉月は感心した顔で言った
「あれ?けど紗智と洸は共通する漢字なくねぇか?」
実は言うと
「確かに。ないよねー。」
葉月も、そう言った。
「このままだと共通する漢字はないけど…。」
洸が紗智からペンを受け取り何かを書いた
「俺と紗智の名前の漢字を違う漢字に書くと…」
“幸”
「これでサチともコウとも読むし
どっちも幸せを意味する漢字だから
クローバーの意味にもなるよね?」
洸は、そう言って紗智に笑いかけたー。
「うんっ!」
「へぇー凄いよ!紗智!洸!良いじゃん♪
クローバーで!可愛いし私は好きだなぁー。」
葉月はノリノリで言った
「はー。仕方ねーな。勝手にしろよ。」
実の渋々、賛成してくれた
紗智と洸は嬉しそうに笑いあう。
四人は携帯のLINE画面のグループ名設定で
“クローバー”と打ち込んだー
四人は嬉しそうに、ちょっと恥ずかしそうだが
何だか四人の関係が深くなった気がしていたー。
