clover*


次の日ー

紗智と葉月が登校していると

「紗智。葉月。」

実が二人に話しかけたー


「実、おはよう!どうしたの?!」

葉月が言う

「放課後、ちょっと付き合え。」

実が言った

「放課後?」

紗智は言った

「ああ。じゃあー先に行く。」

そう言うと実は先に教室に向かった


「放課後・・・何だろうね?」

「うん・・・。」

紗智と葉月は実が何考えてるのか分からなかった



そして放課後ー


三人は、ある所に向かっていた

紗智と葉月は実の後を追うだけだった

実は、さっきから黙ったままー


「実!どこ行くの?ねぇ!洸のところ?」

葉月が聞くと

「高校。洸の通ってる高校だよ。」

「え?今、何て?」

実の言葉に驚く紗智

「だから洸の高校に今から行くんだよ。」

「はっ?!何で?!」

葉月も驚いた表情で言う

「・・・洸に何があったか知りてぇんだよ。
洸に聞いても話さねーし。
だったら他に知る方法ないかな?って思ってさ。
俺さ洸と同じ高校のバスケ部員で一人、
仲良い奴が居るんだけど・・・
そいつに聞いたら何か分かるかなって思ってさ。」

「実・・・。」

「でも!・・・勝手にそんな事したら
余計、洸が傷つくんじゃないの?!」

「葉月・・・。」

「分かってる。でも知りてぇーんだ。
洸にはわりぃとは思うけど・・・
でもダチだから。洸がそう思ってなくても
俺は洸をダチと思ってるから。」

「・・・・・。」

「分かった!私も行く!私も知りたいもん。
このままじゃ嫌だし。洸の友達だから。」

「葉月。」

「紗智は?どうする?
お前が行きたくねぇなら俺らだけで行くから。」

「紗智?」

「・・・私、私も洸の事、知りたい。
それが、どんな事でも知りたい。
洸の力になりたい。洸を支えたい・・・。」

「そっか・・・。」

「紗智・・・。」

「うん。」

「じゃあー行くか。」

「うん!」

「うん・・・。」


三人は洸の高校へと向かったー



駅に着いて電車に乗り一駅

電車を降りて駅から歩いて十分


洸の通う高校が見えてきたー


「へぇーここが洸が通う高校。
私達の高校より大きいし綺麗!」

葉月が言うと

「・・・ああ。凄いよな。」

紗智は高校を真剣に見る実の横顔を見ながら思った



そっか、実は本当はこの高校が
行きたかったんだよねー


「でも本当に大丈夫かな?
先生とかにバレたらヤバくない?!
ここ男子校でしょ?
私達、女子二人が居たら変だと思われるし。」

葉月が不安そうに言うとー

「大丈夫だって!あいつが来るのを
校門で待つんだよ。」

「待つ?もしかして実の友達?」

「ああ。」

「何だー!ビックリした-。
高校に潜入すんのかと思ったー。
だったら、わざわざ高校に来る事ないじゃん!
電話すればいいでしょー?」

葉月が安心した顔で言うと

「そうなんだけど・・・あいつ電話出ないんだよ。
洸と連絡取れなくなった時から、
あいつとも取れないから高校に来れば会えると思って。」

「まじ?それは何か怪しい・・・!」

「だろ?ぜってぇー何か知ってるはずなんだよ。
バスケ部が何か関わってるかもしれない。
あいつに会えば何か分かると思うんだ。」


実が言うと紗智も、そんな気がした


三人が校門の前で実の友達を待った

「さっきから待ってるけど来ないねー!」

「実、本当に、この時間に終わるの?」

「ああ。いつもこの時間まで部活だって聞いたからな。
もうそろそろ・・・あっ!来た!」

「え?嘘?!」

「!」

三人が校門から少し離れた場所に隠れると

バスケ部の部員が数人、歩いてきた

その中には実の友達も居たー


「よし、話しかけてくる!」

実がそう言うと声をかけようとした瞬間ー


部員たちの話し声が聞こえた


「もうすぐ大会だな!」

「ああ。ぜってー負けねぇし。」

「でもよ、あいつが居ないと無理じゃね?」

「あいつって相馬?」



「!!!」

洸の名前が出て何故か緊張する三人ー


「確かに上手かったけど調子に乗ってて嫌いだわ。」

「なー。運動も勉強も出来て顔も良いからって、
すげームカつくよな、あいつ。」

「しかも女にモテまくり!試合の時いつも、あいつには
他校の女のファンが居てよー俺が狙ってた女も、あいつが好きでよー。」

「そう言えばお前の好きな女もそうだったろ?
確か元カノだっけ?相馬の。すげー可愛いよな、あの子。
お前、振られたんだよなー?」

「うるせぇ!あの女と相馬の奴・・・。
ぜってー許せねー!」


部員の会話を聞いて紗智は思った


洸に元カノ?もしかして、あの子ー?



紗智が言う、あの子とは


洸の側にいつも居た愛菜の事だったー


確かに可愛いし美人でもあるし


何だか育ちが良さそうで
頭も良さそうだしスタイルも良くて
完璧って感じだった

男の子にモテそうなタイプだったー


元カノって事は

洸と、あの子は付き合ってたの?



紗智は、その事が気になってしかたなかった