次の日の学校の放課後ー
「は?今から洸に会いに行く?!」
葉月が実に紗智と洸に会いに行く事を話した
「そう。昨日、紗智から聞いたの。洸の事。
ちゃんと会って話した方がいいと思ったから。」
葉月は実に言うと隣に居る紗智も小さく頷いた
「・・・・・。」
実はため息をつきながら頭をかきながら
「たくっ、しょうがねーな。俺も行く。」
実が言った
「ほんとに?実も一緒に行ってくれるの?」
葉月が嬉しそうに言う
「ああ。ただし追い出されても知らねぇからな。」
「実・・・。」
「・・・さっさと行くぞ。」
「うん!」
「・・・うん・・・。」
三人は病院へと向かったー
病院に着くと
紗智は昨日の洸の態度を思い出していたー
昨日みたいに知らない振りされたら?
冷たくされたら?
実が言うように追い出されたら?
そしたら、もう二度と洸に会えないかもー
でも葉月の言うように昔の洸に戻ってて
洸の、あの優しい笑顔が見れるかもしれない
洸と、もう一度、会いたい
話したい
自分の気持ちを伝えたい
洸に好きだって言いたい
「・・・・・!」
紗智は期待と不安な気持ちが混ざって
どういたらいいか分からず
なかなか病院の中に入る勇気が出なかった
ただ、肩にかけているカバンを
強く握りしめているだけだったー
そんな紗智の姿を見た実も
昨日の病室での洸との会話を思い出していたー
もし洸が昨日みたいな言葉を
紗智に言ったとしたら
また半年前みたいに深く傷ついて
もう二度と立ち直れないかもしれないー
そんな不安が頭をよぎった
紗智と実の様子に気付いているのか
いないのか葉月が言った
「・・・行こう。」
葉月は一人先に病院に入った
紗智と実も葉月に続いて病院に入ったー
病院に入り受付で面会手続きをして
洸の病室に向かったー
