「紗智!」
病院から出た紗智と実
紗智の腕を掴んだ
「・・・どうしたんだよ、急に。」
実は紗智に聞いた
「・・・・・。」
紗智は黙ったままー
「言わなきゃ分かんねぇだろ?」
「・・・何で?何で、こんな事になっちゃったの?」
紗智は今にも泣きだしそうな声で言った
「紗智・・・。」
実は紗智の腕から手を離した
「ずっと・・・ずっと洸に会いたいって思ってた。
洸に再会したら伝えたい事があったから。」
「・・・・・。」
「洸の笑顔が、もう一度、見たかった。
洸の声が聞きたかった。」
「・・・・・。」
「再会って、もっと嬉しい事じゃないの?」
紗智は思ったー
もし洸に再会したら笑顔で再会したかった
連絡取れなかった理由を聞きたいからじゃない
ただ洸に自分の気持ちを伝えたかったからー
なのにー
洸と再会して嬉しいはずなのに
何で、こんなに胸が苦しいの?
再会した時の洸は笑顔じゃなかった
凄く動揺してて気まずい顔してた
あんな洸の顔、初めて見た
私や実の関係を聞かれても答えなかった
洸にとったら私や実や葉月は友達ではないの?
洸にとって私達は終わった関係なの?
洸にとって私は何なの?
隣に居た女の子は誰?
妹?いとこ?友達?それとも彼女?
いろんな感情がぐちゃぐちゃになり
紗智の目から涙が溢れてきたー
「紗智?」
実が紗智の方に触れようとしたら
紗智の方は少し震えていたー
実は気付いた
紗智が泣いてる事に・・・
「・・・・・。」
実は紗智にかける言葉が見つからないー
すると紗智が
「ごめん、実。私、先に帰るね。」
紗智は、そう言うと、また走り出したー
「紗智!!!!」
実は追いかけたいけど追いかけて
紗智に何が出来るのか分からなくて
追いかける事が出来なかった-
その頃、葉月は家に居た
♪~
葉月の携帯が鳴ったー
「もしもし?紗智?」
紗智からの電話だったー
「今?家だけど?・・・えっ?!」
葉月は急いで部屋を出て二階から
一階に降りて玄関に向かいドアを開けたー
ドアを開けると紗智が立っていた・・・
「紗智?!どうしたの?!」
「葉月・・・!」
紗智は目を真っ赤にして
葉月に抱き付いたー
紗智は実と病院で別れた後、葉月の家に向かった
一人にはなりたくなかったからー
