clover*


今更、こんな時に

自分の気持ちに気付くなんてー

もっと早く自分の気持ちに

正直に素直になっていたら

洸との関係は変わっていたのかな?


洸に自分の気持ちを伝えられないまま

このまま会えないの?終わりなの?


いろんな感情が一気に溢れてくる


紗智は涙が止まらなかった


昼休みが終わりチャイムが鳴っていた事にも気付かずにー



どれくらい泣いたんだろう?


ふと目を開けたら、そこは中庭ではなく
保健室のベットの中だったー

側には心配そうな顔をした葉月の姿がー



葉月の話では昼休みが終わっても
戻ってこない紗智を心配した実と葉月が

中庭に行くと倒れてる紗智の姿があった

冬の寒い中、外で何分も居たせいで
体は冷たく洸の事がショックだったせいか

紗智は気絶していたらしい

実が紗智を保健室まで運んでくれて
葉月が少し紗智の側に居てくれたそうだ

実は教室に先に戻り
先生に体調不良と言ってくれたらしい


「ごめん、葉月。迷惑かけて・・・。」

紗智はベットから起き上がり葉月に謝った

「心配するよ!当たり前じゃん!
私達、親友でしょ?!
あんな寒い中、外に居たら倒れるに決まってるでしょ!
バカ!本当に心配したんだから!」

葉月はそう言うと目に涙を浮かべていた

「葉月・・・ごめん。ありがとう。」

「でも良かった・・・。
紗智あれから二時間、気を失ってたから・・・。」

葉月は放課後になり紗智の様子を見に来たのだ

「そっか、そんなに。」

「紗智、何があったの?・・・洸?」

葉月が紗智に聞いたー


「・・・・・。」

紗智は洸の名前を聞いて、また涙が溢れてきた

「紗智?!」

「洸に電話もメールもしたんだけど無理だった。」

「紗智・・・。」

「もう洸に会えないのかな?もう終わりなのかな?
私・・・気付いたの。自分の気持ちに・・・。」

泣きながら言う紗智

「私、洸が好き。好きなの。
洸に自分の気持ちを伝えたい。洸に会いたい・・・!」

紗智は、それ以上、何も言えず泣いた

そんな紗智の姿に葉月は紗智を抱きしめたー


そんな二人の会話を保健室の外から
紗智を心配した実が聞いていたー