それは突然の事だったー
「紗智!!」
昼休み、紗智と葉月がお弁当を食べながら
楽しそうに話していると
息を切らした実が教室に入ってきて
紗智の名前を呼んだ
「どうしたの、実?怖い顔して・・・。」
紗智が驚いた顔をして言った
「・・・・・・。」
実は息を切らしながら黙ってしまったー
「実?」
葉月も実の様子を見て心配そうに声をかけた
実が口をキュッとした後に、こう言った
「洸が、洸が・・・。」
「洸?!洸がどうしたの・・・?」
紗智が実に近づいた
「洸と同じ部の奴から聞いたんだけど・・・
洸が部活、辞めたって。」
「え?辞めた?」
「それで今、携帯、かけたんだけど・・・
携帯、出ねぇーんだ。」
「え?!」
「出ないって、どーゆう事?!」
葉月が実に聞いた
「だから!!・・・繋がらないんだよ!!」
実が大きな声で叫んだー
それを聞いた紗智は机の上に置いてあった携帯を
握りしめ教室を出て行ったー
「紗智!!」
葉月が紗智の後を追おうとした瞬間
「行くなっ!!」
実が葉月の腕を掴んで止めた
「実?!」
葉月が振り返ると実が首を横にした
「紗智・・・。」
紗智を心配する葉月
