「ほんと落ち着くなーここ。」
洸が上を見上げながら言った
紗智は洸の横顔を見ながら言う
「今日は凄く楽しかった。」
「ほんと?」
「うん。何か色々あったけど・・・
でも、どれも良い思い出になったというか
今日の事は忘れられない一日になった!」
「そっか。俺も楽しかった。
みんなと久しぶりに会えたし。
ここにも来られたし。俺も良い思い出になった。」
「洸・・・。」
「花火は見られなかったけど・・・。」
洸は急に黙ってしまったー
「洸、どうしたの?」
紗智が心配になり洸に話しかけると
「来年は絶対に見ような。花火。」
洸は真剣な顔をして紗智に言った
「来年?」
「うん。」
「ダメじゃないよ!見よう!
また四人で行こうね!」
紗智はニコッと笑って言った
「・・・そうだね。」
二人は上を見上げて夜空を見た
花火は見えなかったけど何だか綺麗だった
「紗智!洸!」
二人を呼ぶ声がして振り返ると
二人の靴を持った実と葉月の姿があった
「おーありがとな!」
洸は実から靴を受け取り靴を履いた
「ありがとう!」
紗智も葉月からサンダルを受け取り履いた
「さっきは、まじビビったな!
とりあえず捕まんなくて良かったわー。」
実が安心した顔しながら言った
「実が一番ビビってたよねー?」
葉月がニヤニヤした顔で言った
「うるせぇ!」
実が怒り紗智と洸は笑った
「そろそろ帰るか?」
実が言うと
「花火、見れなかったねー。」
残念そうな顔をして言う葉月
「でも、みんなでここに来れて良かった!
中庭、洸も気に入ってくれたよ♪」
紗智が言うと
「ほんと?洸も気に入った?」
葉月が嬉しそうに言うと
「うん。凄く。」
洸も嬉しそうに答える
「じゃあーいつでも来いよ。歓迎するから!」
実が言うと
「勝手に入ったらダメじゃん!他校の生徒だし。」
洸が実にツッコんだ
そんな二人のやりとりに笑う紗智と葉月
四人は高校を出て駅に向かって歩いた
