clover*


「あっ。りんご飴、売ってるよ?」

洸が紗智に言った

「えっ、う、うん...。」

紗智は自分だけが意識してるみたいで
何だか恥ずかしくなった

「へぇーこれが、りんご飴かぁ。」

洸が不思議そうな顔して、りんご飴を見た

そんな洸の姿を見た紗智は
クスって笑った

「すみません。一つ下さい。」

紗智は、りんご飴を買った

「はいっ。これが、りんご飴だよ!」

「へぇー凄い真っ赤だね。しかも大きい。」

洸が興味津々な顔して言った

紗智は、りんご飴を一口、食べた

「うん。甘酸っぱくて凄く美味しい。」

紗智が嬉しそうに言うと洸が

「どんな味か気になるなぁー。」

りんご飴に顔を近づけて言う

「じゃあー食べてみる?一口・・・。」

紗智が勇気を出して洸に聞いた

「え.....。うん。じゃあ、一口。」

洸は少し照れくさそうに言いながら
りんご飴を一口、食べた

「うん。甘酸っぱい。」

そう言って紗智の顔を見た

すると二人の顔が近くなるー


「・・・・・・!」

紗智は思わず顔を横に向けた

「・・・・・。」

洸も紗智から少し離れた

「あのさぁ・・・紗智。」

洸が口を開いた

「なっ、何?!」

紗智はドキッとしながら言った

「俺、紗智に話したい事があるんだ。」

「え?」

「俺・・・。」

「・・・・・。」

二人が見つめ合っていると、するとー


「洸!紗智!」

「!」

二人を呼ぶ声が聞こえて振り返ると

二人を探していた実と葉月の姿があったー


「お前ら何してんだよ。
もうすぐ花火、始まるぞ。」

実が言うと

「ごめん、ごめん。行こうか!」

洸が謝りながら言った

「紗智?どうしたの?」

葉月が紗智に話しかけると

「ううん。何でもない!花火、楽しみだねー。」

紗智はチラッと前を歩く洸の姿を見た

さっきの洸の話が何だったのか
気になって仕方がなかった