「・・・・・。」
紗智が
花火会場の雰囲気に圧倒されていると
「ねぇ、さっき何か言いかけてたよね?」
洸がひょいっと顔を出して
紗智に話しかけた
「え...。」
紗智がドキッとしながら言うと
「何?話、聞くよ?」
洸が聞くと
紗智は慌てた様子で
「えーと...あっ!洸は屋台で好きな食べ物は?」
話をそらし洸に聞いた
「屋台の食べ物?うーん。かき氷かな?」
「かき氷かぁ!美味しいよね!何の味が好きなの?」
「ブルーハワイ。紗智は?」
「私はレモン。」
「浴衣と同じ色だね!」
洸が無邪気な顔して言った
「うん!」
紗智もクスッと笑いながら返事した
「あとは?」
「あとは・・・りんご飴!」
「りんご飴?」
「うん。甘くて、でも甘酸っぱいと言うか
何とも言えない感じが好きなの。」
「へぇー俺、食べた事ないわ。」
「洸は他にはある?」
「俺は...チョコバナナかな。」
「私も好き!久しぶりに食べたいなー」
「じゃあ買いに行く?」
「え?」
「あいつらも買いに行ってるし。
行こうよ。」
「・・・うん!」
二人は、りんご飴とチョコバナナを
買いに向かった
そんな二人の姿を
実と葉月が見ていたー
