母の病室を出て自分の病室に戻った洸
ベットに入りテーブルに置かれた一冊の本を取った
それはショッピングモールの本屋で買った本だったー・・・
「・・・・・。」
洸はその本を見つめた
ふと本を買った時の事を思い出した・・・
本屋で実と会った時を・・・
実に見られてしまった
実は本を見て驚いていた
紗智に黙っててと言った洸
実は紗智に言うかな
いやっ、あいつはそういう奴じゃないと
自分に言い聞かせてもなぜか不安になる
そしてー・・・紗智の顔が頭に浮かんだ
紗智、勉強頑張ってるかな?
声が聞きたいな
君の笑顔が見たい
君に会って話したい事があるんだ・・・
この話をしたら君はどんな反応してくれるかな?
君は賛成してくれるかな?
・・・会いたいな
紗智。
その日、洸は一睡も出来なかったー・・・
次の朝、洸は病室を出て、ある場所に向かった
「・・・・・。」
ある場所に着いて緊張した表情の洸
その場所とは母の病室の前だったー・・・
紗智に話す前に話さなきゃいけない相手がいた
それは母だった・・・
コンコン・・・!
洸は部屋をノックした
「はい。」
母の声がした
ガラッ・・・!
洸は部屋のドアを開けた・・・
「洸。」
母は洸の見て嬉しそうに名前を呼んだ
「おはよう。ごめんね、朝早くに。良く寝られた?」
洸は病室に入りながら母に話しかけた
「うん。どうしたの?」
母は洸に聞いた
すると洸は
「実は・・・母さんに大事な話があるんだ。」
洸は真剣な表情で言った
「大事な話?」
洸の表情に少し心配そうな顔で見る母
「うん。」
洸は緊張した表情で答えたー・・・
20*決意
