clover*



そして次の日ー・・・

洸は母の病室へ行った

コンコン・・・!

洸がドアをノックした

「はい。」

母が返事をした

洸が病室のドアを開けた

「洸。」

母は洸の姿に笑顔を見せた

そんな母の笑顔に洸は胸がズキッとした

洸は母に近づきイスに座り母を見た

「母さん。もう大丈夫なの?」

洸は優しく声をかけた

「うん大丈夫よ。心配かけてごめんね。」

「心配するのは当たり前だよ。
母さんが倒れたんだから。
それに謝るのは俺の方だよ。」

「え?」

「母さんが倒れたのは俺のせいだから。」

「何でそう思うの?
洸のせいじゃないわよ。」

「俺のせいだよ。
俺が母さんに心配ばかりかけたから。」

「心配するのは当たり前でしょ?
私は洸のお母さんなんだから。」

「・・・父さんが亡くなってから
母さんは俺を一人で育ててくれたね。
仕事も増やして朝から夜まで働いてくれたね。
仕事で疲れてても毎日、おいしい料理も作ってくれた。
朝早く起きて毎日、弁当も作ってくれた。
俺はコンビニ弁当でいいって言っても
母さんはダメ!って言って必ず弁当を持たせたよね。」

洸の言葉を真剣に聞く母

「母さんが頑張ってるから俺も母さんに負けないように
勉強もバスケも頑張ろうって思ったんだ。
母さんの喜ぶ顔が見たかったし笑顔で居て欲しかったから。」

「洸・・・。」

「でも・・・出来なかった。」

「え・・・?」

「俺は母さんを悲しませてばかりだった。」

さっきまで笑顔だった洸の表情が一瞬で変わった

そんな洸を心配そうに見る母

「昨日、四宮先生と話したんだ。」

「四宮先生?」

「うん。・・・母さん。」

「何?」

「ごめん。」

「何で謝るの?」

「・・・・・。」

「洸?」

洸は昨日の先生との会話を思いだしていたー・・・

そして洸は静かに話し始めた・・・