clover*



洸の病室に移動した洸と実

洸は着替えもせずベットにも入らず

車イスに座ったまま黙ったまま・・・

「洸。いい加減、着替えてベットに入れよ。
風邪ひくぞ?」

実が洸に声をかけるが

「・・・・・。」

洸は返事をしない

「・・・・・。」

実はどうしていいか分からずにいた

するとー・・・

コンコン・・・!

ドアをノックする音がした

「はい。」

洸の代わりに実が返事をした

ガラッ・・・!

ドアを開けて入ってきたのはー・・・

「親父。」

「!」

実の声に洸が反応し振り向いた

「・・・・・。」

先生は洸と実を見た

「先生!」

洸は先生に近づいた

「先生、母さんは?!」

「洸君、落ち着きなさい。
お母さんなら大丈夫だ。」

「本当ですか?」

「ああ。診察したところ
病気ではない。
点滴を打って今は寝ているよ。ただ・・・」

「ただ?」

「かなり無理してたんじゃないか?
私の知る限りでは君のお母さんは
朝から仕事で終わった後に君の見舞い。
お休みの日でも来ていただろ?
精神的に体力的にもきつかったと思う。
疲労やストレスがたまりにたまって
倒れたんだと思う。」

「・・・・・。」

先生の言葉に言葉を失う洸

「洸?」

実が心配そうに洸を見た

すると・・・

「実。もう外も暗い。
帰りなさい。」

「え?で、でも・・・」

「洸君が心配なのは分かる。
けど今は洸君と二人で話がしたいから
お前には悪いが今日は帰りなさい。」

「・・・分かった。
じゃあー・・・洸、俺、帰るよ。
これ、ありがとな。
紗智と葉月には明日、渡しとく。」

実はお守りが入った紙袋を見せて言った

「・・・・・。」

洸は下を向いたまま何も答えない

「・・・・・。」

実は病室を出たー・・・


実が出た後、先生は

「洸君。話す前に着替えて
ベットに入りなさい。
風邪でも引いたらお母さんが心配する。」

「・・・分かりました。」

洸はそう言うと私服からパジャマに着替え

ベットに入った・・・

「・・・・・。」

表情一つも変えず
洸は先生を見ず下を向いたまま

そんな洸に先生は

「お母さんは点滴を打って
今はよく眠っている。
今日はこのまま入院して
明日には退院出来ると思う。
だから大丈夫だ。」

もう一度、洸の母の容態を説明した

そんな先生に洸は

「母さんが倒れたのは僕のせいなんです。」

涙目で話したー・・・

そんな洸に先生は

「何でそう思うんだ?」

優しく聞いた・・・

洸は今の気持ちを話し始めたー・・・