clover*


「浴衣、似合ってる。」

「え?」

「浴衣、クローバー柄だね。」

「分かった?葉月とお揃いなんだよ!」

紗智が照れながら言う

「うん。何で、それにしたの?」

「へ?」

紗智は洸の質問に
どう答えたらいいか悩んでいた

言えるわけがない

洸の喜ぶ顔が見たかったからなんて

紗智は恥ずかしくて、
そんな言葉、言えないって思ってた


すると洸が

「俺の為だったら嬉しかったんだけどなー。」

「え!」

「なんてね。ごめん、気にしないで!」

「あの...洸。」

「ん?何?」

「・・・・・・!」

紗智が洸の為だと伝えようとした瞬間ー


「紗智!洸!」

実が二人に話しかけた

「!」

「何?実。」

「もうすぐ着くぞ。」

実が親指で指す方向には
辺りは、すっかり暗くなって

でも照明や屋台の光でいっぱいで綺麗で
屋台もズラッと並んでいて人もいっぱいで盛り上がっていた

「凄い・・・。」

紗智は、この光景に圧倒されていた

「さーて何か食べますか♪焼きそばと、たこ焼きー!」

「私、わたがしー!」

実と葉月は屋台にテンションが上がり
紗智と洸を置いて行き先を急いだ