優太の前に立つ洸
優太は洸を見た
「優太・・・その・・・」
優太の真っ直ぐな眼差しに
洸は何から話していいかわからないでいた
するとー・・・
「洸お兄ちゃん!!会いに来てくれたの?!
僕、嬉しいよ!会いに来てくれないかと思ったから。」
「え?」
「僕、お兄ちゃんに
嫌われちゃったと思ったから・・・。」
優太の言葉に洸は
「嫌うわけない!」
そう言うとしゃがみこみ
優太の手を握りしめ優太の目を見て話し始めた
「優太、ごめん。あの日、優太が倒れた日。
俺、優太にひどい事した。
優太に冷たくして、八つ当たりして。
ほんと悪かった。
優太を傷つけて悲しませて。
優太は俺に元気になってほしいって
思ってくれたのに。
優太が倒れたのは俺のせいなんだ。
俺の方こそ嫌われたと思った。」
洸は優太に謝った
すると優太は
「嫌いにならないよ。
だって洸お兄ちゃんは僕のヒーローだから。」
優太は笑顔で言った
そんな優太に洸は
「俺はヒーローなんかじゃない。
優太を悲しませて傷付けたんだから。」
「ヒーローだよ!
僕を助けてくれたもん!
花火大会で迷子になった時も。
僕が倒れちゃった時も。
だから僕のヒーローなんだよ!」
「優太・・・。」
優太の笑顔に洸は
優太を抱きしめた
「ありがとう・・・。」
洸は優太から体を離すと
「・・・優太。
俺、歩けるようにリハビリ頑張る。
だから優太も病気に負けないように
頑張ってほしい。分かった?」
「うん!僕、頑張る!」
「じゃあー約束な?」
「うん!約束だよ!」
二人は指切りをした
「ああ。だって俺は優太の
ヒーローだからな。」
「うん!」
洸と優太は笑顔で言葉を交わした
洸はハッとした表情で服のポケットから
ある物を取り出した
「優太、これ。」
「あっ!僕の手紙だ!」
それは優太が洸宛てに書いた手紙だった
「ありがとう。凄く嬉しかった。」
洸はお礼を言った
すると紗智、葉月も
「優太君、手紙ありがとう。」
「ありがとね!嬉しかったよ!」
手紙を優太に見せた
「うん!」
優太は嬉しそうに手紙を見た
すると葉月が
「ほらっ!実も!!」
実に話しかけた
「・・・分かったよ。」
実はポケットから手紙を出し
「・・・またバスケやろーな。」
実は優太に言った
「うん!」
優太は嬉しそうに答えた
優太の笑顔に実も笑顔になる
そして紗智達も自然と笑顔に・・・
洸の笑顔を見た紗智は
ホッとした表情になったー・・・
