そして花火大会、当日。
「出来た!」
紗智は、お母さんに
浴衣の着付けをしてもらった
「お母さん、ありがとう!」
紗智は鏡に映る自分の姿に恥ずかしさも
あったが浴衣が可愛くて満足げに言った
「この浴衣、可愛いわね。
葉月ちゃんとお揃いなのよね?」
「うん!そうなんだー♪」
紗智は嬉しそうに鏡を見ながら言うと...
「あっ!そろそろ葉月ちゃんの家に
行く時間じゃない?急がないと!」
「ほんとだ!やばい!」
紗智は急いで玄関へ向かった
「あんまり焦ると浴衣と髪が崩れるわよ!」
「分かってるよ~」
「紗智、楽しんでおいで。
あんまり遅くならないようにね。」
「うん!ありがと。行ってきます!」
紗智は笑顔で言うと家を出た
外に出ると、まだ少し明るくて
気温も熱く感じながらも
紗智は葉月の家へと向かった
しばらく歩くと葉月の家に着いた
ピーンポーン♪
紗智は葉月の家のインターフォンを鳴らした
すると...
ガチャ!
玄関のドアが開いた
「紗智!」
中から葉月が出てきた
「葉月。」
「紗智、可愛い!浴衣も髪型も似合ってる!」
「ほんと?ありがと。
暑いから髪、アップにしてみたの。」
「紗智の、お団子姿、久々だね!自分でやったの?」
「うん。変かなぁ?」
「変じゃないよ!可愛い♪
浴衣も、やっぱ似合うねー!」
「葉月も浴衣、似合ってるよ!
髪型も凝ってて凄く可愛いー!」
「えへへ、そう?ありがとう!
編み込み、頑張ってやってみたの♪」
葉月が照れながら言う
「今日、晴れて良かったね!」
「うん!」
紗智と葉月はテンションが高く
お喋りに夢中になった
しばらく歩くと
「なんか人が多くなってきたね。」
「もうすぐ駅だからじゃない?」
「駅・・・。」
紗智がハッとした様子で黙ってしまった
「紗智?どうしたの?」
「えっ?何でもない!」
「もしかして緊張してるー?」
葉月が紗智の様子にニヤニヤしながら言った
「えっ?」
「洸似会うのテスト勉強以来だもんね!」
「うん...。」
「緊張するの分かるけど楽しもうね!」
「葉月...うん!」
「あっ!駅だ!」
「!」
紗智は一瞬ドキッとした
「うわー人いっぱいで、
どこに居るか分かんないね。」
「もう二人とも来てるのかなぁ?」
「五分前だから居るんじゃない?
ちょっと実に電話してみる!」
葉月が実に電話すると、すぐに実が出た
「もしもし実?今どこー?」
葉月が聞くと
「えっ、もう居るの?どこどこ?
駅の改札横の自動販売機の前?」
葉月がキョロキョロしながら言うと
「自動販売機...。」
紗智もキョロキョロしながら探していると
「あっ。」
自動販売機の前に立つ二人の姿があったー
