次の日の午後ー・・・
洸の病室では洸がベットで
横になっていた
コンコン・・・!
洸の病室のドアをノックする音が聞こえた
「はい。」
洸は布団から出ず
横になったまま小さな声で返事した
すると
ガラッ・・・
ドアが開く音がした
「・・・・・。」
でも声もなく静かだった
洸は思わず
布団から勢いよく出て振り返ると
「・・・優太?」
「洸お兄ちゃん。」
そこには優太が立っていた
「・・・・・。」
洸は誰と思ったのだろうか?
それは言わなくても分かった・・・
「何?」
洸は優太に冷たく聞いた
「・・・・・。」
いつもの優しい洸とは違う洸に
優太は少し怖かった・・・
「用ないなら出てって。
俺、お前の相手する気分じゃないんだ。」
「洸お兄ちゃん。」
「何?」
「昨日、泣いてたよね?」
「!」
優太は昨日、紗智が病室を出た後に
病室に一人居る洸の泣く姿を見ていた・・・
「優太・・・あの時、居たの?」
「ごめんなさい。」
「まぁ別に良いけど。
誰にも言うなよ。」
「洸お兄ちゃんだけじゃない!
紗智お姉ちゃんも泣いてたよ!」
「!」
「実お兄ちゃんも葉月お姉ちゃんも
凄く悲しそうな顔をしてたよ!」
「・・・・・。」
「何かあったの?
喧嘩したの?だったら仲直りし・・・」
「お前に関係ないだろ?!」
「!」
「ガキのお前に何が分かんだよ!
もうほっといてくれよ・・・。」
洸は優太に八つ当たりしてしまった
そんな洸に優太は
「関係あるよっ!!」
「!」
「僕・・・僕は!洸お兄ちゃん達に
元気になってもらいたいんだ!
みんなが泣いてたら僕も悲しいんだ!
だから喧嘩したなら仲直りしてほしんだ!」
「優太・・・。」
「だって僕は洸お兄ちゃん達の事が・・・!」
興奮気味に叫んだ優太が途中
言葉を詰まらせたー・・・
「優太・・・?」
優太の様子に洸が気付いた
「?!」
優太は胸に手を当てて・・・
「ハァハァ・・・。」
呼吸が荒くなった
「優太!!」
優太の異変に洸が優太に駆け寄った
「こう・・・おにい・・・ちゃん・・・。」
「優太どうした?!
胸が苦しいのか?!」
心配する洸
「ぼ・・・僕・・・。」
すると優太がその場で倒れたー・・・
「優太?!おいっ!優太!!」
倒れた優太に洸が声をかけるが・・・
「ハァハァ・・・!!」
優太の呼吸が更に荒くなる
すると洸は急いで
ナースコールのボタンを押した
「洸君?どうしたの?!」
すぐに看護婦が出た
「優太が倒れたんです!
早く来て下さい!!」
「優太君が?!分かった!
すぐに行く!!」
看護婦はそう言って電話を切った
洸はすぐに優太の側に行き
「優太!!しっかりしろ!!
優太・・・!優太!!」
優太に呼びかけていたー・・・
