そして次の日ー

紗智と葉月は駅前の店で浴衣を見ていた


「ねぇ、この浴衣、可愛いくない?」

「うん。可愛い!」

「あっ!私この浴衣にしようかなー♪」

葉月が浴衣を取り紗智に見せた


「うん、それ可愛い!葉月に似合う!」

「そう?ありがとう!紗智は、どれがいい?」

「うーん...。どうしようかなー。」

紗智が悩んいると、一つの浴衣に注目した

「これ・・・。」

紗智が手に取った浴衣は派手な黄色ではなく
落ち着いた黄色で柄はクローバーだった

「クローバーじゃん!可愛いじゃん!」

隣で葉月が言った

「そうかなぁ?」

「うん!紗智に似合うよ!これにしなよ!
あっ!色違いでピンクがあるー!」

「ほんとだ!
ピンク、葉月に似合いそう!」

「えっ?私?」

「うん!」

「じゃあー私も、これにする!」

「えっ?」

「紗智、お揃いにしようよ!
私がピンクで紗智が黄色。
これ着て実と洸を驚かせようよ!」

「・・・うん!」


こうして紗智と葉月は
色違いのお揃いのクローバー柄の浴衣を買った


「可愛いの買えて良かったね!
安かったし。花火大会、楽しみだな!」

葉月が嬉しそうに言った

「うん!私も。」

紗智も笑顔で言った


それから数日後ー


実から花火大会の事で連絡があった


花火が上がるのが19時だから
駅前に18時に待ち合わせとなった


紗智はワクワクした気持ちと
ドキドキした気持ちでいっぱいだった