clover*



そして次の日ー・・・

「大丈夫だって!」

「で、でも・・・。」

「洸なら許してくれるって!」

「大丈夫かな?
昨日あんな事があったのに。
今日、行ったりして。」

「だって、このままで良いの?
このまま距離置いたら
二人の関係がダメになっちゃうよ?!
とにかく会って話さないと!」

「でも・・・」

「紗智!自信持てよ。
お前は洸の彼女だろ?!
何か言われたら俺らが洸に言うから。
お前、後悔したくねぇーだろ?」


「・・・・・。」

紗智は不安だったが

このままではいけないとは思っていた


また前みたいに

洸に会えなくなったら嫌だったから


洸の気持ちをちゃんと聞きたい

話を聞いて洸を支えたい


今からだって大丈夫


そう思ってたー・・・


でもその考えは遅かったのかもしれない


三人は病院に着き洸の病室へ


「じゃあー・・・ノックするね。」

「・・・・・。」

コンコンッ

紗智はドアをノックした


「はい。」

洸の声がした

紗智は洸の一言だけでドキッとした

そして勇気を出してドアを開けた


「洸!」

ドアを開けた瞬間

紗智は洸を呼んだー・・・

洸の反応は・・・

「・・・・・。」

洸は三人の姿に驚くが何も言わず

目を反らし下を向いた


洸の反応にショックだったが

三人は洸に近づいた

そして紗智は

「洸、昨日はごめんなさい。
昨日の事、謝りたくて・・・来たの。
洸の気持ち考えないで私達ー・・・」

洸に謝り自分の気持ちを話そうとしたが

「・・・帰って。」

「え?」

「帰って。一人になりたいんだ。」

洸は冷たい言い方で言った

「おいっ!そんな言い方・・・!」

実が言うと

「実!いいからー・・・。」

「紗智。」

「分かった。ごめんね?
そうだよね。昨日あんな事あったら
怒るよね。今日は帰るね。
洸が落ち着くまでは来ないから。
でも少ししたら来てもいいかな・・・?」

紗智が洸に聞くと

「・・・いやっ、来なくていい。」

「え・・・?
それって、どういう事・・・?」


「もう二度とここに来るな。」

「洸?
何で、そんな事言うの?
私達に怒ってるから?
だったら謝るから!そんな事言わないで!
どうしたの?洸!ちゃんと話して!」

紗智が洸に聞くと・・・




「別れよう。」


「え、今なんて・・・。」


「だから俺ら別れよう。」




洸の口から出た言葉は

紗智が想像していなかった言葉だったー・・・


「てめぇー!何だよそれ?!
別れようって・・・
お前、自分が何言ってんのか
分かってんのかよっ?!」

実は洸の胸倉を掴み殴りかかろうとした

「ちょっと!やめなよ!実!」

そんな実を止める葉月


すると紗智は病室を飛び出してしまった


「おいっ!紗智!」

「紗智!」

実は紗智を追いかけたー・・・


「洸!何で紗智に別れようって
言ったの?!どうして?!」

葉月は洸を責める

「・・・・・。」

洸は黙ったまま

「何か言いなよっ!!」

葉月が言うと

黙っていた洸が

「くそっ・・・!!」

自分の顔を手で隠した


「洸?」

「悪いけど出てって。」

洸の声は微かに震えていた・・・

それはまるで涙声のようだった


そして葉月は気付いたー・・・

「洸、もしかして
紗智の為に別れようって言ったの?
ねぇ!そうなの・・・?」

「・・・・・。」


洸は紗智を思って別れを切り出した


本当は別れたくないのに・・・


自分と居ると

紗智を悲しませるだけだったから


そして今、紗智を傷付けてしまった


そんな洸の気持ちに気付いた葉月は

何て声をかけていいか分からなかった