そして次の日ー・・・
テスト二日目
「終わったー!」
「やっとテストから解放されたー!」
テストが終わり喜ぶ実と葉月
「でも、一ヶ月後は期末だよ?」
紗智が言うと
「テストが終わったのに
テストの話なんかすんなよー。」
「そうだよー。
とりあえず中間は終わったんだし!
何か今回のテストが一番、書けた気がする!」
「俺もー。今までで一番、出来た気がするわ。」
「二人とも勉強、頑張ってたしね。」
「受験生じゃなければ
こんなに勉強しないよー。ねぇ?実。」
「ああ。」
「確かに。」
「紗智!今から洸に会いに行くんだよね?
私達も一緒に行ってもいい?」
「うん!もちろん!一緒に行こう!」
「俺も洸に、お礼言わなきゃなー。」
「お礼って何?」
「言わねぇーよ。」
「何よ、それー!」
「あはは・・・!」
紗智達はテストが終わって安心していた
そして特に紗智は洸に会えるのが嬉しかった
けど三人は
この後、現実を見てしまう事となる
洸が今どんな状況で居るのか・・・
三人は病院に着いた
洸の病室に行きドアを開けるとー・・・
「あれ?洸、病室に居ないよ?」
葉月が言うと
「リハビリしてんじゃないのか?
行ってみる?」
「リハビリ・・・。」
三人は洸が居るリハビリ室に行った
この行動が洸を傷付けると知らずに
「あっ。そこ。リハビリ室。」
実の指さす方へ紗智と葉月が見る
「あっ・・・。」
リハビリ室の窓はガラスで中の様子が見えた
中には色んな患者さんがリハビリをしていた
その中には洸の姿があった
「洸ー・・・。」
洸は先生に体を支えてもらいながら
手すりに掴まり一歩ずつ歩いていた
洸の真剣な表情で真っ直ぐ前を見て
洸は汗をかきながら頑張っていた
「洸、頑張ってるね。」
「うん。」
洸のリハビリを初めて見る紗智と葉月は
少し緊張していた
すると洸が
「あっ・・・!」
バランスを崩し倒れてしまった
「洸!!」
紗智は思わず洸の名前を叫んだ
そして紗智はその場から離れたー・・・
「紗智?!」
「おいっ!!」
実と葉月が紗智の後を追いかける
「洸!大丈夫?!」
紗智はリハビリ室に入り
洸の所へ駆けつけた
「紗智?!どうしてここに・・・。」
「大丈夫?立てる?」
紗智が洸の体に触れると・・・
「触るなっ!」
洸が大声で言った
「え?」
紗智は洸の声でビクッとなった
紗智を追いかけてきた実と葉月も
洸の声に驚いた
「洸・・・?」
「ごめん。大声出して。
でも自分で立てるから。
これもリハビリだし。
それに、ここから出てってくれない?
ここは患者さんや先生以外
立ち入り禁止だし。
他の患者さんにも迷惑だから。」
「ごめんなさい・・・。」
「・・・それと悪いけど
今日は帰ってくれない?」
「え?」
「まだリハビリあるし。
時間かかるから待たせるのも嫌だし。
紗智達もテスト終わって疲れてるでしょ?
だったら帰って、ゆっくりしなよ。」
「洸・・・。」
洸は先生に支えてもらいながら立ち上がった
「・・・今日は来てくれたのに、ごめん。
来てくれてありがとう。」
洸はそう言うとリハビリを続けた
「・・・・・。」
洸の言葉に紗智は黙ってしまった
そんな紗智に葉月が
「紗智、行こう?」
紗智に声をかけた
「うん・・・。」
紗智は返事をし三人は出て行った
三人がリハビリ室から出るとー・・・
「親父。」
実の目線の先には
実の父である院長の姿があった
「・・・ちょっと来なさい。
話がある。」
「?」
三人は実の父の後に付いて行った
紗智はチラッと洸を見るが
洸は見向きもせずに
リハビリを続けていたー・・・
そんな洸の様子に
紗智はショックだったー・・・
