俺は小さい時からバスケが好きだ


初めて手にしたボールは七歳の時だった


その時に持ったボールは凄く重くて

バスケットゴールは高くて遠くて


当時、小学生だった俺は

とてもじゃないけどバスケなんて

俺には出来ないって思ってた


けど体育の授業でバスケをして

初めてシュートを決めた瞬間

俺は凄く嬉しかったー・・・

そして四年生になって

クラブ活動でバスケクラブがあって

そこに入ったんだ


それから俺はバスケに夢中になった


そして中学生になって

部活も、もちろんバスケ部に入部した


そして高校もバスケ部に入部した


バスケに出会って約十年・・・


俺はバスケのおかげで


色んな仲間や友達にも出会った

紗智にも出会えたー・・・


けど事故で足を怪我をしてしまい

入院するようになって

高校にも行けず

悩んだ末にバスケ部を退部する事にした

みんなに迷惑かけたくなかったから


俺は正直、悔しかった


けど俺には夢があった

高校でバスケが出来なくても


怪我を治して高校も卒業して

大学に行って

将来、体育の教師になりたいと思った


バスケ部の顧問になるのが夢だった


けど俺には残酷な現実が待っていた


どうして俺がこんな目に

遭わなきゃいけないんだー・・・









16*現実