clover*



その頃、洸は病室で

外出届と外出許可書を眺めていた

「・・・・・。」

するとー・・・

コンコンッ

「はい。」

洸は急いで枕の下に隠した


ドアが開くと

「洸。」

紗智、実、葉月の姿があった・・・

「!」

驚く洸

「文化祭終わったし、良いよな?」

実が聞くと

「・・・入って。」

洸は小さな声で言った

三人は病室の中へ入り洸に近づいた

洸は気まずそうな表情で

「あのさ・・・この間はー・・・」

この間の事を謝ろうとした瞬間

「洸これ。」

紗智が何かを洸に見せた

洸が見ると-・・・

「これって・・・!」

洸のベットについてる小さなテーブルの上には

クレープ二つと焼きそばが置いてあった

「そう。文化祭で作ったんだよ。
チョコバナナは私でイチゴクリームは葉月が。
焼きそばは実が作ったの。」

「俺の為に・・・?」

「そうだよっ!文化祭が終わる直前に作ったから
ちょっと冷めちゃったかもしれないけど。」

葉月が言った

「・・・・・。」

「俺が作った焼きそばは
世界一美味いからなっ!味わって食えよ!」

実が笑いながら言った

「葉月。実。」

洸は嬉しそうにクレープと焼きそばを見た

「先生に頼んだの。
洸が文化祭に来れなくても
せめて食べさせてあげたいって。
そしたら病院に持ってきていいって。」

「先生に?」

「うん。全部は食べちゃダメだけど
少しぐらいならいいって。
みんなで分け合って食べれば平気でしょ?」

「紗智・・・。」

「洸!早く食べて!」

「せっかく俺らが作ったんだからよ。」

葉月と実の言葉に洸は

「うん。いただきます。」

洸はチョコバナナクレープを手に取り

一口食べた・・・

「うん、おいしい!」

洸は笑顔で言った

「ほんと?」

洸の笑顔に紗智も笑顔になった

「洸!私のも!」

「俺のは?!」

洸はイチゴクリームと焼きそばも

一口ずつ食べた

「どっちも凄くおいしいよ。」

洸は嬉しそうに言った

「やったー!」

「だろ?!」

葉月と実も嬉しそうだった

「ありがとう。」

洸は三人にお礼を言った

洸の笑顔に三人は嬉しかった


四人は分け合って食べた


そして食べ終わりー・・・

「あーおいしかった!また食べたーい!」

「文化祭また、やりてぇー!」

葉月と実の言葉に笑う

紗智と洸

すると・・・

「じゃあー私と実は帰るね。」

「おう。後は二人で仲良くなー!」

実と葉月がそう言った

「え?!もう帰るの?!」

「そうだよ。まだ居なよ。」

紗智と洸が言うと

「なーに言ってんの!
久しぶりに会ったんだから
二人で過ごしたいでしょ?!
二人は付き合ってんだから!!」

葉月が言った

「え・・・・・。」

紗智と洸は恥ずかしそうに下を向いた

「たくっ。
俺らが気を遣ってんだから
ありがたく思えよー?」

実が笑いながら言った

「邪魔者は消えまーす!
バイバイ!」

「じゃーなー。」

葉月と実はさっさと病室を出てしまった


「何だあれ。」

「ほんと勝手だよね。」

呆れた顔をして言う洸と紗智

実と葉月のおかげで

二人っきりになったー・・・