登校日のあの日・・・
実と葉月との関係がギグシャクした
私にとって二人は
かけがえのない存在だって
改めて思った
一緒にいるのが当たり前だと
心のどこかで思っていたんだ
だけどそれは間違ってた
当たり前なんかじゃない
誰かが側に居てくれる事は
奇跡に近い事かもしれない
どんな時でも二人が隣に居てくれた
二人が私から離れようとしている時に
気づく私は本当にバカだった・・・
二人と仲直りしたい
二人と今まで通り一緒に居たい
その気持ちを二人に伝えたい
そう思ってるのに
どうしたらいいか分からなかった
そんな時、洸が背中を押してくれた
ちゃんと気持ちを
自分の言葉で相手に伝えないと
ダメなんだって思ったー・・・
私は夏休みが終わって
始業式に二人と話すことにした
でも勇気が出なくて
なかなか話せなかった
でも私にとって大切な場所である
中庭に二人がいた
そして二人と話した
ちゃんと気持ちを伝える事が出来た
そして二人と仲直りが出来た
その事を洸に伝えたら喜んでくれた
久しぶりに四人揃った
自然と話せたし笑顔になれた
私は思った
私は四人で居る時間が好きだ
この時間を瞬間を大事にしたい
当たり前だと思わないで
大切にしないといけないんだ
私はみんなの隣に居たい
幼馴染として親友として
そして、彼女としてー・・・
どうか ずっと
この四人の関係が
永遠に続きますように
そんな気持ちでいっぱいだった
みんなもそう思ってくれてるかな?
けど この時の私は
この幸せの時間が長く続くと信じてたー・・・
15*重荷
