「洸っ!」
「紗智?!」
突然、病室に来た紗智に驚く洸
「どうしたの?
今日から学校だろ?」
「うん。始業式だけだし
午前中で終わったから来ちゃった。」
「そっか。実と葉月と話せた?」
「・・・・・・。」
「もしかして無理だった?」
「・・・・・。」
「紗智?」
心配する洸に紗智はクスッと笑った
そんな紗智に
「え?笑った?何?」
動揺する洸
するとー・・・
ガラッ!
病室のドアが開いた
洸がドアの音に気付き
ドアのほうを見ると・・・
「え?」
「・・・・・・。」
そこには少し気まずそうに
立っている実と葉月の姿があった
「実・・・。葉月・・・。」
洸は二人の姿に驚いた
「紗智。もしかして・・・。」
洸は紗智に聞くと
「うん。二人と話したよ。
それで、ちゃんと仲直り出来た。」
紗智は嬉しそうに言った
「ほんと?良かったな。」
紗智の言葉に安心する洸
「ありがとう。洸。」
紗智は洸にお礼を言って笑った
するとー・・・
「洸。」
葉月が洸に声をかけた
「ん?」
洸が葉月を見る
「ごめんね?心配かけて。」
葉月が謝った
「何言ってんの。謝んなくていいよ。
心配するの当たり前でしょ?
友達なんだからさ。」
「うん・・・。ありがとう。」
葉月はそう言って笑った
「それでいいよ。」
洸も笑って言った
そんな二人を見て紗智も嬉しそうだ
そんな三人の姿に
「たくっ。カッコつけやがって。」
実が言った
そんな実に洸が
「お前、素直じゃないよなぁー。」
洸は笑いながら言うと実は
「何だよ。」
洸に言うと
「実。お前、わざわざ病室に来て
紗智と葉月の事を俺に話してくれただろ?
スゲー心配してたじゃん。」
洸が少しニヤッとして言った
「ばっ・・・言うなよ・・・!」
実が慌てて言うと
「ほんとなの?!」
その事を知らない葉月が実に聞く
「そ、それはー・・・。」
実が誤魔化そうとすると
「紗智も知ってるよね。」
洸が言うと
「えっ?!」
実は紗智が知ってる事に驚いた
「そうなの?紗智?」
葉月が紗智に聞いた
すると紗智が
「うん。実が私達の事を洸に
話した事は洸から聞いたよ。
それに実が洸に私に電話するように
言ってくれて・・・。
実・・・ありがとう。」
紗智が実に言った
「・・・別に。
礼なんかいらねぇーよ。」
実は紗智の言葉に照れているのか
そっけない態度
そんな実に葉月が
「もしかして実、照れてる?」
「そんなんじゃねぇーよっ!」
「ほんと素直じゃないよねー!」
「うるせーよっ!」
実と葉月の姿を見て紗智は
嬉しそうな表情で笑ったー・・・
そんな紗智に洸も嬉しそうだった
いつの間にか四人は笑顔になった
ギグシャクした四人の関係が
まるで嘘みたいに
自然と四人の関係は
仲の良いあの頃に戻っていったー・・・
