「・・・・・。」
紗智の行動に驚く実と葉月
「・・・・・。」
紗智は頭を下げたまま
二人の返事に緊張していた・・・
すると葉月が
「私も。」
「え?」
紗智が顔を上げると
「私も紗智と居たい。
紗智の隣に居てもいいかな?」
葉月は涙目に涙目になりながら言った
「・・・うんっ!当たり前だよっ!」
紗智が笑顔で言った
「紗智っ!」
「葉月っ!」
二人は抱き合ったー・・・
「紗智ー本当にごめんね?
傷付けちゃって・・・ごめん。」
「ううん。私が悪いの。
葉月の気持ちに気付けなくて。
本当にごめんね?」
「紗智は悪くないよ。
言わなかったのは私だから。」
紗智と葉月は仲直りをした
そんな二人に実は
「バカじゃねぇーの?」
「!」
「!」
紗智と葉月は実を睨むように見た
「たくっ・・・何抱き合ってんだよ。
気持ちわりーな。」
「ちょっと実!
あんたも紗智に言う事あるんじゃないの?!」
葉月が言った
「俺?別に何もねぇーよ。」
「なっ!素直じゃない奴ー!」
「葉月、いいよ!」
「でもっ!」
「実、ありがとう。」
「何がだよ。」
「洸に私の番号を教えてくれて。」
「!」
「実が洸に紗智の番号を?」
「洸に私達の事、話したんだよね?
それって心配してくれたからだよね?」
「ちげーよ。」
「嘘。実の事、分かってるよ。
実はいつも私達の事見てくれてて
私達の気持ちも理解してくれてる。
私、実にはいつも助けてもらって
迷惑かけてばっかで本当にごめんね?」
「そんな事、気にすんなよ・・・。」
「え?」
「心配して何がわりぃーんだよ。
迷惑だなんて思ってねぇーよ。
何年の付き合いだと思ってんだよ。
・・・幼馴染なんだからよ。」
「実・・・。」
「お前は俺が居ないと
何にも出来ないからなっ!」
「実ー!」
「・・・葉月。」
「え・・・何・・・?」
「お前も俺にとって大切なダチだからよ。
それは本当だからさ。分かってくれねぇーか?」
「うん・・・。
そんなの言われなくても分かってるよ!
何年一緒に居ると思ってんのよっ!」
葉月はそう言うとカバンを実にぶつけた
「いてぇー!何すんだよ!!」
「元バスケ部のくせに
これぐらいで痛いとか情けなーい。」
「はぁ?!てめぇー!」
「・・・・・・。」
実と葉月の姿を嬉しそうに見る紗智
「どうしたの?紗智。」
「何だよ、その顔。」
二人が聞くとー・・・
「何でもない!帰ろうっ!」
紗智はそう答えて
実と葉月の間に入った
「・・・てか紗智、それっ!」
実が指さす方を見ると・・・
「忘れてた!靴取りに行かなきゃ!」
紗智は上履きのまま中庭に来ていた事を
すっかり忘れていた・・・
「もー!紗智はー。」
葉月は呆れながら言った
三人には笑顔が戻っていた
そしていつも通りの関係に戻っていた
違う・・・
今まで以上に深い関係へとなったー・・・
紗智は思った
ずっと二人と居たいとー・・・
