一方、下駄箱で靴に履き替えていた実はー・・・
「悪い。先帰ってて。用事思い出したわ。」
実は男子生徒にそう言うと
ある場所へと向かった
その場所とはー・・・?
「やっぱり。ここに居た。」
実が向かった場所は中庭だった
するとそこのは誰かが居た
実はその人物を見つけ声をかけた
「・・・葉月。」
「実ー・・・。」
葉月の姿があった
「何でここに?」
葉月が実に聞くと
「そっちこそ。
先に帰ったんじゃねぇーのかよ。」
実が言った
「関係ないでしょ!実には。
私がどこに居ようと・・・。」
「お前・・・待ってたんじゃねぇの?
紗智の事。」
「え?」
「本当は辛いんだろ?
紗智を無視すんのが。」
「べっ・・・別にそんなんじゃ!」
「見てれば分かるよ。
お前さ今日、何回も紗智を見てただろ。」
「・・・・・。」
「素直になれよ。紗智と話したいなら
話せばいいだろ?何で無視すんだよ。」
「だったら実は?!
実も紗智と私に話しかけなかったじゃん!」
「それはー・・・。」
「実だって無視してんじゃん。」
「俺はっ!紗智に話しかけんなって言ったから
こっちから話しかけにくくて・・・。」
「何それ?実も人の事言えないじゃん。」
「・・・なぁ。
ほんとは紗智をどう思ってんだよ?
お前はこのままでいいのか?」
「・・・・・。」
「お前、本当は・・・!」
「そうだよっ!辛いよ!苦しいよ!
紗智を無視するなんて本当はしたくないよ!
私だって・・・。」
「葉月・・・。」
「紗智の顔を見てると、やっぱ辛いの。
紗智に嫉妬して、そんな自分が嫌で。
でも紗智を無視する自分はもっと嫌で。
私どうしたらいいか分からなくて・・・。」
「・・・・・。」
「けど紗智に距離置きたいって
言ったのは自分だし。
紗智をいっぱい傷付けといて
私は紗智の友達の資格も親友の資格もないよ!」
「その気持ち紗智に話せよ。」
「え?」
「お前、今日の紗智の様子見てて
気付いてないのか?
あいつはずっと、お前と話したくて
お前と仲直りして友達として親友として
居たいんだよっ!」
「・・・・・。」
「葉月、お前を振った俺なんかに
言われたくないと思うけど・・・。
頼む!紗智と仲直りしてくれ。
俺は俺なんかのせいで二人の仲が悪くなんの
見てて耐えられねぇーんだよ。
お前らに殴られたってかまわない。
嫌われたっていい。お前らの気が済むなら
俺は何だってするよ!
ただ一番辛いのはお前らの関係が壊れる事だ。
それだけは俺には耐えられねぇーよ。」
「実・・・。」
実の気持ちを聞いた葉月は動揺していた
その頃、紗智はー・・・
「出来た。」
日誌を書き終えカバンと日誌を手に取り
教室を出て職員室に向かった
職員室で先生に日誌を渡した紗智
「失礼しました。」
職員室を出た紗智は下駄箱へと向かう
その表情は何だか暗かった・・・
実と葉月と話せなかった
明日は話せるかなぁ?
もしかしたらずっと
このままの状況が続くんだろうか?
そう思った紗智の目からは涙が溢れた・・・
