教室に着き中へ入ると教室は賑わっていた
その中に実と葉月の姿はなかった
紗智は少しだけホッとしてしまった
「・・・・・。」
紗智は自分の席について二人が来るのを
ドキドキしながら待っていた
するとー・・・
「実-!」
「?!」
実を呼ぶ声にドキッとする紗智
紗智はチラッと声がする方を見ると・・・
「おう。おはよ。」
実は笑顔で返事をして男子と話していた
「・・・・・。」
いつも通りの実の姿があった
けどー・・・
実は紗智の横を通り過ぎて席に向かった
いつもなら話しかけてきたり
ちょっかい出してきたのに・・・
まるで無視するかのように
紗智を見なかった
紗智に対してはいつも通りではなかった
実の行動に紗智の心は痛かった・・・
「・・・・・。」
紗智はもう一度チラッと実を見るが
実は紗智の方を一切見ないで
他の生徒と楽しそうに話してる
「・・・・・。」
やっぱり実に嫌われたんだと落ち込む紗智
するとー・・・
「葉月!おはよー。」
「!」
今度は葉月の名前を呼ぶ女子生徒の声がした
紗智がまた声がする方をチラッと見ると・・・
「おはよー。」
葉月が教室に入って来た
「葉月・・・。」
紗智は小さな声で言った
葉月は女子と楽しそうに話しながら
紗智に近づいてきた
すると紗智は葉月と目が合った
「・・・・・。」
「・・・・・。」
葉月はすぐに紗智から目を反らし席へと向かう
葉月の行動に紗智は更にショックを受ける
葉月は実の隣の席だが実にも声をかけなかった
「・・・・・。」
実はチラッと紗智と葉月を見た
三人は挨拶もせず席に着いた
キーンコーン!カーンコーン!
チャイムが鳴って生徒が次々に席に着いた
しばらくすると先生が教室に来た
「おはよう!登校日以来だな。
みんな、どうだ?
変わった事とかなかったか?」
「!」
紗智は先生の言葉に少し動揺した・・・
先生の言う通り登校日から
三人の関係がギグシャクしたからだ
「ないみたいだから出席取るぞー!
名前呼ばれたら大きな声で
元気よく返事しろよ?」
先生はそう言うと出席簿を開いて
生徒の名前を呼んでいったー・・・
