登校日のあの日ー・・・
私は実と話して
幼馴染に戻りたいって伝えた
けど実は戻れないと言った
実の気持ちを考えずに
自分の気持ちを実に押し付けた
私は実の何を見てきたんだろう?
私にとって実は幼馴染で
大切な存在とか言ってたけど
それはただ
実に甘えてただけだったのかもしれない
私が気付かなかっただけで
今まで私は実を傷付けてきたんだろうか?
実は私を幼馴染以上に想ってくれていた
そんな実に気付かなかったー・・・
そして葉月が実が好きだと言った
まさか葉月が実を好きだなんて気付かなかった
葉月も私に言えなくて
ずっと苦しんでいたんだ・・・
ずっと隣に居たはずなのに
何も気付かなかった
葉月の事をちゃんと分かってたつもりが
全然分かっていなかった
葉月に距離を置きたいと言われた
そう言わせたのは私だ
私は鈍感と言うかバカと言うか
最低だー・・・
自分だけが洸の事で悩んで苦しんで
傷付いて辛いとか悲しいとか思っていた
けど違ったんだ
私より実や葉月の方が
私以上に今までずっと
そんな気持ちを想いをしてきたんだー・・・
そんな二人に私はいつも甘えてた
私は二人に支えてもらってばかりで
私は二人に何もしてあげられてない
今の私が私で居られるのは
実と葉月の存在のおかげなのに
もう二人とは一緒に居られなくても当然だ
私はそれだけの事を二人にしてしまったから
でも本当は今でも思ってる
これから先も二人と居たい
でもどうしらいいか分からない
そんな時 洸から電話が来た
洸の言葉を聞いて
もう一度 二人と向き合おう・・・
私の気持ちを伝えよう
そんな気持ちになった
洸が居てくれて良かった
また私は誰かに支えてもらってる
今度は私が支えたい
どんな時でも実と葉月を
二人に拒否されるかもしれない
それでも諦めない
私は実と葉月が大切だからー・・・
14*隣
