「実・・・。」
実から告白され動揺する紗智
あまりにも突然で急な展開に
何て言ったらいいか分からない紗智
「わ、私・・・あの、その・・・。」
紗智は、ふと思い出した
洸の顔をー・・・
すると紗智が
「実、ごめん・・・私、行かなきゃ!」
紗智は洸が待つ病院へ向かう為
実の告白の返事をしないまま
体育館を出ようとした瞬間ー・・・
「行くなっ!!」
「?!」
紗智の腕を引っ張り抱き寄せる実
紗智は驚き言葉が出ない・・・
実は力強く紗智を抱きしめる
「返事は今じゃなくていいから
行くなよ・・・。頼むから。」
「実・・・。」
紗智は実の気持ちが本気だという事が
伝わってきて更に動揺する・・・
けど、すぐに紗智は
「ごめんっ!」
そう言うと実の体を自分から引き離した
「紗智・・・。」
「私、実とは付き合えない・・・。
私、行かなきゃ、洸の所に。
私・・・洸が好きなの。
この気持ち洸に伝えたい。ごめん。」
紗智はそう言うと
実から離れ洸が待つ病院へと向かった・・・
「・・・・・。」
実は紗智を追いかける事が出来なかった
紗智の洸に対する気持ちに
これ以上何も言えなかったし動けなかった
体育館を出た紗智
そんな紗智を見つけた葉月が
「紗智!」
紗智に話しかけた・・・
「葉月・・・。」
「どうしたの?実は?」
「・・・・・。」
「紗智?!」
「葉月、ごめん。私、行かなきゃ!
洸の所に。約束の時間だから。
一緒に花火、見ようって。
私・・・洸に伝えなきゃ。
洸が好きだって。」
「紗智・・・。」
「・・・ごめん。」
紗智は葉月にそう言うと走り出していった
「紗智っ!」
葉月は紗智の名前を叫ぶが
紗智の姿はだんだん見えなくなっていった
そして葉月は実が居る体育館へと急いだ・・・
