clover*



その頃、紗智はー・・・

「もしもし、葉月?」

「何どうした?紗智。」

紗智は葉月に電話していた


「あのね・・・。
私、葉月に相談したい事があるんだ。」

「相談?何?」

「あのね・・・。
私、花火大会の時に洸に告白する。」

「え?!」

「やっぱ早いなぁ?!
再会して、まだ五ヶ月だし・・・。」

「あっ!いやっ・・・
そんな事ないよっ!
でも、どうして急に・・・?
紗智あれだけ告白するの嫌がってたのに。」

「嫌がってたわけじゃないよ。
ただ自信がなくて・・・。」

「・・・・・。」

「洸との関係が壊れたら嫌だし
洸に振られたらショックだから。
だから告白する勇気がなかった・・・。
でもね最近、洸と居ると凄く楽しくて
幸せで自分の気持ちが抑えきれなくて。
好きって伝えたいなって思った。」


「紗智・・・。」

「もちろん今でも自信はないよ?
不安だし緊張するし・・・。
でも私は洸の彼女になりたいの。
一年前みたいに後悔したくないの。
だから私は洸に告白する!」

葉月は思ったー・・・

紗智の言葉は

まるで自分の言葉みたいだった

まるで自分の気持ちを

紗智が代弁してくれてるような

葉月にとって紗智の言葉は

胸にグサッとくるものだった


「・・・分かった。
頑張れ。応援してるからさ。」

「葉月・・・。
うん!ありがとう!頑張るよ!」

「あのさぁー・・・紗智。」

「何?」

「紗智が洸に告白するなら・・・
私も告白してみようかな?」

「え!葉月も?!」

「うん・・・。
いつかは分からないけど・・・。」

「ほんと?頑張って!
私も応援してるから!
葉月の好きな人ってどんな人だろー?」

「・・・今度ちゃんと教えるよ。」

「ほんと?!」

「うん。ちゃんと紗智に教える。」


葉月は決意したー・・・


実の告白する事を



それはいつになるか分からないけど

ずっと自分の気持ちを隠して抑えてきた

告白をするつもりもなかった

でも、紗智の言葉を聞いて

葉月の心境が変わった・・・



そしてー・・・


紗智に言う事を決めた


自分が好きなのは実だってー・・・




ついに紗智と葉月も

洸と実

それぞれに気持ちを伝える事を決意した


四人のそれぞれの想いが


ついに相手へと伝わる時が近づいてきた・・・



それは四人にとって

どんな結果を引き起こすのかは誰にも分からない


四人の関係がどう変わるのか分からない

ただ自分の気持ちを伝えたい


好きって言いたい


ただ、それだけの事だ


でも、そんな甘くはなかった



それぞれが想いを伝えた瞬間・・・


四人の関係は更に複雑となっていく・・・