clover*



そして数日後ー・・・

紗智、実、葉月

それぞれの三者面談の日を迎えた


洸に相談したあの日から


自分のやりたい事、興味がある事

それぞれの進みたい道を

それぞれが考え、悩んで決めた・・・




「相沢。お前・・・教師って本当か?!」

担任の先生が

紗智の進路希望用紙を見て驚いた

「はい。私じゃ無理ですか・・・?」

紗智が恐る恐る聞くと・・・

「そんな事ないぞ!お前の成績なら
もう少し頑張れば教師なれるんじゃないか?
それにお前のノートは見やすくて
分かりやすくて丁寧で人にも教えるのとか
向いてるんじゃないか?」

「本当ですか?!」

「ああ。国語が得意みたいだから
国語の教師とか良いんじゃないか?」

「え?国語ですか?」

「そうだ。どうだ?
国語の教師、目指すのは?
教師の俺としては教師を目指すと言うのは
嬉しい事だ!応援するぞ?
お前の成績で目指せる大学いくつかあるんだが
どうだ?受けてみないか?」

「はいっ!」

紗智は先生の言葉を聞いて嬉しかった

こんな自分が教師を目指すと言っても

応援してくれるって言ってくれた

それが凄く嬉しかった

紗智は先生に紹介してくれた大学を

いくつか受験することに決めたー・・・


紗智は絶対に受ける!と心に決めた


あれだけ悩んでた進路

それがまるで嘘みたいに今は

教師になりたい!って

心から強く思った


自分一人の考えでは

教師という職業に夢を持つなんて

絶対にありえないって思った

洸のおかげ

洸が私に夢を見させてくれた

洸が導いてくれたおかげなんだ・・・



そう思ったのは紗智だけではなかった



「先生、私・・・保育士になりたい!」


そう言ったのは葉月だった

「椎名が保育士かぁ。意外だなー!」

先生が笑いながら言った

「何で笑うのー?私は真剣だよ!」

「悪い、悪い。
けど保育士はピアノが弾けないと
就職に不利だぞ?お前、弾けるのか?」

「弾けないけど・・・習う事にした!
今からじゃ遅いかもしれないけど・・・
大学卒業するまでには弾けるようにする!
私、頑張ってみたいんだ!みたいです!」

「・・・・・。」

普段の葉月は先生に対しても

友達みたいな接し方をしていた

でも今回の葉月は自分の夢を

真剣の表情で語る・・・

そんな葉月に先生はー・・・

「分かった。そこまで椎名が言うなら
頑張れ。応援するぞ?
大学いくつかピックアップしてやる。
なれると良いな!保育士!」

先生は笑って言った

「ありがとうございます!」

葉月は笑顔で言った


葉月も先生に紹介してくれた大学を

いくつか受験することに決めた

その中の一つは紗智も受験する大学があった


二人は同じ大学に行きたい気持ちがあったので


その大学を第一志望にしたー・・・



紗智と葉月は先生、家族に応援され嬉しかった

自分の為にも絶対に受かりたい!

紗智は教師 葉月は保育士

それぞれの夢を叶える為に

受験生としての一歩を踏み出していたー・・・


だが実はー・・・


「え?まだ決まってない?」

先生は紗智や葉月の時と違い険しい顔をした


「はい・・・。」

実は、そう呟いた

「四宮。お前の成績なら・・・
医大を目指せると思うが?」

先生は実の成績表を見せながら言った

実は見た目はチャラそうに見えるけど

成績は優秀で医大を目指せるレベルあった

実はバスケを続ける為に

バスケのせいで成績の事を言われない為に

勉強も頑張っていた

全てはバスケの為だったー・・・


「四宮、もしかして・・・
体育大学行きたいのか?」

「え?」

「お前が体育大学のパンフレット
見てるの前に見たんだ。」

「・・・・・。」

「確かに四宮は運動神経も抜群で
体育の成績も良いしバスケも上手い。
バスケ部も強くなったしな。
四宮がバスケが大事なのも分かる。」

「・・・・・。」

「もし、四宮が体育大学を目指したいなら
先生は応援するぞ?でも一つ先生として
アドバイスしていいか?
四宮の成績なら医大を目指せる。
そうゆう方向を目指すという事も考えてみても
良いんじゃないか?」

「・・・先生の言ってる事は分かります。」

「四宮・・・。」

「でも、もう少し時間を下さい。
今度の大会が終わったら決めますから。
自分の目指す道を。お願いします!」

実は頭を下げ先生に言った

「・・・分かった。」

「先生・・・。」

「だが本当に決めろよ?
受験まで時間がないんだ。
どんな道に進んでも受験はすぐなんだからな?
分かったか?四宮。」

「はい・・・すみません。」

「まぁー頑張れ。
四宮の人生なんだ。
後悔しないように決めればいい。」

先生は実を励ました

「はい。」


こうして実の三者面談は終わった

最後まで実は迷っていた・・・

実の両親は実を医大を目指せと言ったが

実は大会が終わるまで待ってほしいと

頭を下げ何とか説得させた・・・

実にとって

最後の大会は試合の勝敗だけではなく

今後の進路を決める

大事な日になったー・・・


そして紗智に告白する日でもあったー・・・