「結果がどうなっても
俺は紗智に自分の気持ちを伝える。
言ったよな?正々堂々と勝負するって。
だから告白するって
お前に伝えとこうと思ったんだよ。」
「そっか。」
「で、お前は紗智に告白しねーのか?」
「俺?」
「ああ。俺に遠慮とかすんなよ?
お前も絶対に告白しろ。」
「・・・・・。」
「正直、一番傷つくのは紗智なんだよな。
どちらか選んだら、どちらか振られる。
紗智は、ぜってー気にするよな。
でも俺らがそうさせねーようにしないとな?」
「当たり前だろ?
それぐらい俺でも分かってるよ。」
「お前なら分かってくれると思ってたわ。」
「・・・紗智を泣かすわけにはいかないから。」
「だよな。
でも泣かせちゃうんだよな、きっと。
だって、あいつは自分の事より
相手の事を思ってなく奴だからさ。」
「・・・ああ。でも泣かさない。」
「だな。俺らの関係が壊れる訳ないよな?洸。」
「ああ。お前は俺のダチだし親友だからな。」
「俺も。お前はダチだし親友。
紗智がどちらかを選んでも祝福するって約束な?」
「ああ、分かった。」
「決まりだな。」
「なぁ、実。」
「何?」
「お前と紗智、小さい頃から
ずっと一緒で育ってきたんだろ?
例え、どんな結果になったとしても
幼馴染の関係ではなくなるだろ?
やっぱ不安とか・・・ないの?」
洸が聞いた
「正直、あるよ。
今までも幼馴染の関係を壊したくなくて
ずっと気持ち伝えられなかった。
俺は紗智の側に居たかったから。
でも、これ以上は耐えられねーんだよ。
幼馴染の関係で居るのが。」
「・・・・・。」
「俺は紗智にとって
ただの幼馴染で終わりたくねーから。
俺は紗智と付き合いたいって思ってる。
それに、いつまでもこうしてたって
前に進めねーだろ?だから告白する。」
「実。」
「だから、お前も前に進むためにも
絶対に紗智に告白しろ。
俺は、お前が告白しても気にしない。
お前に紗智を譲る気はないけど・・・
告白はするべきだと思うから。」
「・・・・・。」
「大丈夫。何があっても
俺ら三人の関係は何も変わらねーよ。
こんな事で俺らの関係が壊れるはずない。
お前もそう思うだろ?」
「ああ。」
「・・・・・。」
実は頷いた
すると洸は
「俺も紗智に告白するよ。
いつするかは分からないけど・・・
紗智に気持ちを伝える。」
「・・・・・。」
実に紗智に告白すると伝えた
そんな洸に実は
「それでいいんだよ。
じゃあー俺、帰るわ。
告白したらお前に報告しに来るわ。」
「分かった。俺もする。」
「ああ。じゃあな。」
実はそう言うと病室を出た
実が病室を出て洸は
「・・・告白か。」
正直、不安だったー・・・
今の自分は足を怪我した入院患者
そんな自分が紗智に告白しても
紗智はどう思うのか
洸は自信がなかった・・・
紗智が好きでも紗智の側に居たくても
今の自分にはそれが出来ない
紗智が辛い時や嬉しい時
すぐ側に居られない自分が
紗智に告白する資格があるのだろうか?
そんな不安を抱えて悩む洸だった・・・
そして病室を出た実も同じく不安だった
紗智は洸が好き
紗智の気持ちが洸に向いてる
そんな紗智に告白しても
振られるのは自分だって分かっていたから
告白して紗智との関係が
壊れるんじゃないかと本当は不安だった
紗智に振られると思うと辛かった
でも自分の気持ちを抑えられない
実は色んな感情で複雑だった・・・
洸と実は紗智への告白を決意したが
それぞれ悩みや不安を抱え苦しんでいた
でも、それ以上に紗智への想いが強かった
洸との距離が縮まり幸せいっぱいの紗智
紗智への告白を決意した洸
同じく紗智に告白すると決意した実
そして実に切ない片想いする葉月
四人の切ない片想いが
更に加速していくー・・・
そして四人の関係も
更に複雑となっていったー・・・
