誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜



そう思っていたけれど…


やっぱりこの人…


必ず私の期待をハズすんです。




「1時間1200円です。」


受付にお金を渡し、課長はテニスラケットを持って、爽やかに振り返る。


「なんで、テニスなんですか?」


「そりゃあ、スッキリしない気分の時には汗を流した方がスッキリするからだろ?」


「…そうですか。」


課長は女心のひとつも分からない男ですよね…。





「ほら」と渡されたテニスラケットを持って借りたコートに行くと

隣りのコートでは若い女の子達がテニスをしていた。


「いくぞっ‼」

不意に課長の声が聞こえたのと同時にボールが飛んでくると

反射的に打ち返せたのは


これでも運動神経だけは昔から良いからだ。




課長は

課長は…


私をエスコートしてくれてるつもりだけど


希望を叶えてくれることはない。


と、いうか…