思わず川嶋の顔をガン見した私に稲葉先輩も続けた…。
「お前もそろそろ30後半なら子供だって考えなきゃいけない歳だろ?」
子供⁈
子供って…
私と課長の子供のこと⁈
まだ、医務室でキスをした以来…
まだそれ以上にも進んでいないのに⁈
嫁だの子供だの…
セクハラですよ⁈
「でも私たち…」そう言いかけた時に、不意に思い出した課長の童貞疑惑…。
つい、女のくせにセクハラまがいな事を聞いてしまいました。
「あのー…男性が"ピー"的なDVDを持っているのはそう言った意味で未経験だからでしょうか?」
すると、全員の視線が私に集中したかと思うと、みんなが吹き出して笑った?
「何⁉課長さん、そんなの持ってるんですか⁈」と嬉しそうな宮路。
「いや、持ってるかは知らないけど…」
「お前も彼女なら見て見ぬふりくらいしつやれよ」と川嶋。
「うるさい!だから確定事項じゃなくてっ…」
「真島がそんなの持ってるわけ…
いや、無いとも言えないよな?暫く彼女もいなくておあずけくらってたし…」と稲葉先輩。
みんながまた私を冷やかすような目で見る…。
「だから、そうじゃなくてっ…」
助けて課長‼
いや、
こんな話題で助けを求めたら殴られるかもしれない…。
「とにかく、みんなこの話は聞かなかったことにしてっ‼」
青ざめて怒鳴りつけると
含み笑いで頷く男共。
今更…後悔。


