「でも…ちゃんと、正々堂々としたかったんだ…。」
「なんですか?それ…」
今にも溢れそうな涙をギリギリの所で堪えてるに違いない。
堪らなくなって
彼女の手を取り
上着のポケットから、リングケースを取り出し、彼女に差し出す。
「果穂、君と結婚したいんだ。
君にとって、この職場がどれだけ大切な存在なのかは知ってる。
けど、俺にとって君は俺の人生に欠かせない女性なんだ。
だから
わがままで君を追い詰めて、申し訳ないと思ってる。
怒っても構わない。
だけど、俺だけの…君になってくれないか?」
誠心誠意をこめて
プロポーズをした。


