「おう、宮路に川嶋、2人とも早い出勤だな」

「あ、稲葉先輩、おはようございます!」



「何、話してたんだ?」

「いやー、姐さんと真島課長の話ですよ。

なんかお泊まりデートしたみたいな」

「まじかっ‼真島のやつついにヤったか⁉」


「稲葉先輩…嬉しそうですねぇ…

俺はなんかつまらないっすよ」


「そりゃあ喜ぶだろ。俺は真島の長年の片想いをずっと見てきたんだからな。

そうか、そうかそれなら…」と、稲葉先輩は携帯をとりだした。


「どうしたんすか?」

「真島をからかってやるんだよ」


稲葉先輩…本当に真島課長のことが好きだな…。




それでも稲葉先輩の携帯が鳴ると俺と川嶋さんは稲葉先輩の携帯を一緒に覗き込んだ。