「まさか…な状況ですか?」
「その、まさかの内容が俺と一致してたならな」
「それは…
ハレンチですっっ‼」
「付き合ってるんだ。
別にハレンチじゃないだろ…」
それはそうだけど…
一度失敗をしてから、一度もこんな雰囲気になったことなかったから…
友達の延長みたいで過ごしてて…
こんな突然こられたら…
恥ずかしいに決まってるし…
それに…
「課長…今日はダメなんです。」
視線を逸らした私の顎をつかみ、無理に視線を重ねる。
「キスのことが後ろめたい…?
それとも…
恐い?」
優しく、だけど意地悪な口調で聞かれて…
恥ずかしい。
けど、私はどちらの質問にも首を横に振った。


