誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜



「課長っ‼

私、課長が好きです‼大好きです‼

死ぬ程好きですっっ‼

課長が大好きなんです…」


泣きながら、必死にすがりつく果穂が

世界で1番可愛いに決まってる。

こんな風にされてしまったら…


責める言葉一つ浮かびやしないんだ…。


「絶対に…絶対に大好きなんですっ‼」


彼女の気持ちは充分すぎる程に伝わる。

伝えてくれる。


俺はきっと世界で1番幸せな男に違いない。



「わかった。…もうわかったから」


もう

言葉なんて要らない気がした。

できることなら


このままもう二度と離れずに

手の届く所に

目の届く所に置いておきたい。


朝になっても

また夜がきても


そんな優しい時間を彼女とずっと過ごしていきたい。


細い体を抱きしめて

初めて頭に浮かんだ「結婚」の二文字。



「お前にずる休みをさせられる男は俺くらいだと、自惚れてもいいのだろうか…?」


子供みたいな質問に

彼女は小さく頷く。