誘惑したい上司の条件〜真島果穂になりたくて〜




新井課長にキスをされたこと…。

秘密にしておけば、真島課長に知られなければ「無かった事」にもできたけど…


好きな人に対して

後ろめたい秘密なんか作りたくない…


例え、それでもう…課長が私を嫌いになったとしても…。





全てを洗いざらい話した後。


一呼吸おいて


課長が勢いよくちゃぶ台をひっくり返した‼


「何考えてんだクソガキがぁぁっっ‼」


「ひっ‼‼」


怒りでわなわな震える課長…


こんな…


冷静じゃない課長を見たのは初めてだっっ‼


「ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!本当にごめんなさいっっ‼」


漫画なら、今まさに彼の後ろで怒りの炎が燃えたぎっているだろう剣幕に圧倒されて


私は反射的に、土下座をした。




「本当にごめんなさいっ…‼


でも私…

嫌われてもいいから…

嫌われても仕方ないから…

でも…

課長に後ろめたい気持ちを隠したままお付き合いを継続するなんてできなかったんですっ‼」